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2月3月のお裁縫教室への道〜終わるまで

前回予告していた「お裁縫教室」への道、そして、終了までを。
以前もチラッと述べておりましたように、1月13日〜23日まで、ラ・ネージュ『林サヨコの世界展』で神の手の手芸家・林サヨコさんとお仕事しておりまして、このマガジンを見ていただいていると物作り三昧の人みたいに思われているかもしれませんが、元々そのサヨコさんの展覧会を終え、1月31日のコンサートを終えたら2月からは手作り三昧!と、思っていたのが、有難いことに、展覧会のご縁で新たな動きが出たり、別の種から新たな企画を進めることになったり、以前からの約束を果たしたり、これまでのご縁から二つ返事でセッションやコンサートをすることになるなども並行して起きていて、7月半ば頃までとても忙しくなったのですが、改めて、物作りの波のみ抽出してみたら予定通り2月から物作りモードにもバッチリ入っていて驚きました。
4月から洋裁学校に行くことは決めていて、毎週火曜日は丸一日空けていて、展覧会なども全て水曜日から始まるようにお願いしていました。

そんな中、1月に展覧会をすることにより、お人柄も勿論、作品の制作についての考え方等々がより解るようになり、オリジナルの町家キルトの教室以外にもプライベートでお裁縫教室をされていると伺ったので、4月からの洋裁学校入学前に裁縫の基礎知識、技能を、ということで、全4回のカリキュラムを組んでいただきました。
当初は私一人のはずが、同志の方が都度都度見つかり、3人、時に4人でご一緒することもあり、大変楽しい時間を過ごさせていただいたので、そのこと、そこに繋がる諸々をレポートします。

展覧会を終え、会期中からご一緒しようと言っていた糸六さんに2月2日にご一緒し、多分その後決まって、3日にはテンション高く、こんな投稿をしています。

2/3 12:59 そして、もう一つ、新しく始めることも、とっても楽しみ❣️
それは、お裁縫〜🧡💕。
予定通り開講されれば4月から週1で洋裁学校に通うのですが、タイミングよくサヨコさんの超絶技巧に触れ、「あの1cmの布を4つ折りにして纏って「格子」にする技術を全くの素人の人にでも4ヶ月後にはできるようにする」という先生としての自信にも触れ、これまで「我流で「巧く」はできない」「やり方が解らない」まま「やりたい」という「熱意」だけでやって来たことを、ちゃんとメカニズムや方法が解ってやりたい、と、思い、基本の基本から教えていただくことにしたら、2ヶ月で必要なことが全て盛り込まれ、しかも使えるものができる、というカリキュラムをすぐに!考えてくださいました。
こちらは2月16日スタート。
こちらもとっても!楽しみです😊💕。
針と糸と友達になり、針と糸があればチャチャっと創れる人になりたいです。
そうそう。折角なので、裁縫始めにこの間糸六さんで買ったあれこれの写真もアップします🧡
(「らくらく糸通し」はきっとめちゃくちゃ必需品!😅)

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2021 2/16 23:42

今日は待望の、
あの神の手を持つサヨコさんに直接学ぶお裁縫個人レッスン!!
私の都合もあり、4回シリーズで手縫いの基本を全て盛り込み、『手縫いの基本の縫い方を学びながら、ブックカバーを作る』が課題だと聞いていたので、てっきり4回かけて作るのか?と思っていたら、何と!この私が1回、2時間で、できました!!
私は家にある布を生かしたかったので、ブックカバーを念頭に、昔何かに使われていた残りと思しき臈纈染の絹の布と、綿の更紗を使うことにしました。
針と糸、使いやすいものをセレクトしてサヨコさんがセットしてくださっていて感動!!
(実は今日、私の裁縫箱を2号に持ち出されていて行方不明で超焦っていました)
これまで知りたくても誰に聞いていいのかも判らなかった針や糸についての基礎知識、選び方から始まり、手縫いの時に使い易い糸の長さ、基本の縫い方、まち針の打ち方、布の裁ち方、アイロンのかけ方、便利なチャコのシャープペンシル、あると便利なサンドペーパーで布が滑らない台、等々。
私の場合、「目が揃わない」「細かく縫えない」が故に、(好きにできる)刺繍は好きだけど縫い物(運針)は苦手意識があったので、最初、生成りに赤で縫う時、学校時代のように不揃い粗さを指摘されてまずそれを矯正、みたいになっていたらわかっちゃいてもその時点で挫折、だったと思うのですが、「そこは経験あるのみ」と、なみ縫い、反返し縫い、返し縫いの直線縫いの3種類の違い、メカニズム、それを用いるべき場所について教わると、とても納得が行き。
用意していただいていた型紙を柄の出方を考えながら置いて型取ってドキドキしながら裁って。
中表に折り目をつけてアイロンかけて、待ち針打って、上と下を反返し縫いで端から端まで縫って、ひっくり返したら、あらあら不思議!
もう出来上がっていました😳🧡❣️

途中、真ん中に栞となるリボンを縫い留めていて、先に丸い布を形に沿って縫い、綿を入れながら縫い縮めて行ったら端っこが可愛い丸い玉になりました!

もっと時間が経っている?と思っていたら、サヨコさんが予定されていた2時間ピッタリに仕上がりました。
めちゃくちゃ密度の濃い充実の2時間でした!
有難うございました🧡

途中、先生が写真を沢山撮ってくださっていたのをいただいたので 証拠 としていくつかあげます。
針仕事やアイロンがけしているだけでネタになる私って…。

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サヨコさんが上田時代の課題として提出された様々も見せていただき。次回以降に教えていただくくるみボタンも見せてもらいました。

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今日作ったのは文庫本サイズで、この間久しぶりに文庫本を隆祥館書店さんで買っていたので帰ったら早速、入れてみました。
折角隆祥館書店さんでオリジナルの「考える人」のカバーをかけてくださっていたので、その上から掛けられないかやってみたら、ピッタリ!収まりました🎉。

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2月19日に早速お勧めいただいたチャコのシャープペンシルを購入。

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早速それを使って、2月20日に二つ目の、お友達へのプレゼントにする同じ生地でのブックカバーを作りました♪

2/20 13:38
早速チャコシャープペンシルが活躍!
この後裏表間違えていたことに気付き再度アイロンかけ直したり、折角同じ色!と思った糸が糸通しでは通らなくて諦める(んかい!😅)アクシデントはあったりしましたが、無事、予定していた時間にブックカバー、2つ目できました!
さすがに2回(特に一度は完全自力で)やると手順とか、気をつけるべきところがわかるなという感じ。
いつも思うけど、アイロンは重要❗️
残りのこの生地で(巻き?)スカートを作りたいと思っています。
裏地と中表に縫ってアイロンかけてかがったら結構いい感じにいけるのでしょう。
その際敢えて裏が出るように裁って裏が出るようにキセをかけたら着物の八掛みたいになるのか、とか、色々既に妄想が広がっています✨。

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翌日にはもうこの時の妄想の具現化に動き出していました。

2/21 23:38 今日帰って、妄想巻きスカートの具現化に向け踏み出しました。
メジャーで腰の左端からグルっと一巻きして更に右端まで測って、腰の上から床まで測って。
着物の反物の幅だから、4枚は繋がなければならない。
この間からブックカバーを2枚分取った布を伸ばしていくと、むむ⁈1枚分しか取れない😨。
が、しかし!驚くことに、元々これを使って作られていたものの裏地だったと思しきまさにダンガリーシャツみたいな色と白の同じ亀甲模様の生地が出てきました。
そして…床まででなければ3枚取れることが判り、とにかくこれを3等分することに。
この白地に青の裏?もいい感じなのだけど、そしてまたブックカバーに使った色柄もいいのだけれど、実際普段に穿くにはそれを上に出すのではなく、青地をグルっと表に出し、茶色は下に重ねて時々見えるくらいにした方がよさそうと。
で、シャツを上から出すとすると、ちょうどいい具合にブックカバーの残りの切れ端も残っているのでそれをウエストの紐?にしよう。
ブックカバーの裏に使った更紗はちょうど一色で全部を賄えるので、ブックカバー同様に裏にしてリバーシブルにしようか。
今日は一箇所中表にして縫うべきところ逆に縫ってしまい、一度解いた時、つくづく手縫いでよかったと思いましたが、裏をつける前にミシンで端を縫うべきか迷っています。
ベルト、リボン?をつける時は子どもの浴衣みたいに穴を開けてそこを通して括れるようにすると便利だと思うのですが、裁縫教室で明日はまつり繍いやかがりを習うはず。
その次はボタンつけの様々を習うので、早速応用できます。
とりあえず、今日は4枚繋げたところで終わります。
妄想を形にするのはいつも楽しいです🧡
それにしても、このブルーが出てきてくれたのは、とても嬉しいです。

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2月22日の2回目のお裁縫教室はお仲間がお二人増え、ワイワイと。
「洋服のお直しを自分でやってみよう!」がテーマで、
ななめまつり、たてまつり、奥まつり、奥たてまつり、はしごまつり、千鳥がけ、はしかがり、しつけ一目落とし、しつけ二目落とし、ギャザー技法...等
2時間で物凄い密度!そして、楽しさ!!

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なので、折しもお友達から古い着物地をいただいていたので帰って早速応用していました。

2/22 18:33
仲間も増えて色々超❣️❣️楽しい‼️お裁縫教室から帰って家に上がる前に一番にしたのが、ラ・ネージュに預かっている、この間智恵さんからお預かりした男物の長襦袢の袖を片方外させてもらうということ。
これをさせてもらうだけでも手縫いの底力を感じました。
丁寧に縫われた手縫い!本当に凄い!
そして、白糸で縫われているのにキセの掛け方なども相まり全然判らない。
そして、男物の、見えないところのお洒落、めっちゃカッコいい‼️
とりあえずやりたかったことは、この中のまさに紋の部分を切り取って今日最後に教えてもらった技法を使って丸いエンブレムにすることなのですが…。
それをどう使うかは考え中。
だけど、昨日から縫い出した青の色とも相性良さそうで。
また色々妄想を膨らませていきます。
こういうものを身に纏うだけでも育まれる美意識が全然違いそう。
時間切れで夕飯の支度マスト!なので、楽しい!裁縫教室レポートはまた後ほどー。深夜?明日?

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そして、さらに同じ日の深夜には・・・

2/23 1:59 帰ったら、妄想巻きスカートの裾上げ?に今日習った「まつり縫い」が使いたくて、とりあえずこの間(って昨日?)縫い合わせた着物地の裏に更紗を中表にして裾以外を縫い、裏返してアイロンをかけるところまでやりました。
何だか布団カバーでも縫ってひっくり返している気分。
まだ丈は決めていないし、どこかにダーツを入れるかどうかも決めていないし、とりあえず今週は歌も歌うので、ここまでで寝かせておこう。
一枚だとテラテラしていましたが、更紗と合わせると、しっかりしました。
ブックカバーとお揃いだけど😅。

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なるほど、これが、ここまで寝ることになったのですね。(まだ下書きですが、リンクは取得しています。)
そして、翌日には早速前日のお裁縫教室で習った秘技を使ってワッペンを作っていました。そう。虫喰いで傷んだところのあるこの布をこういう風に使いたい、って、見た瞬間思ったのでした。

2/23 11:43  今日はお休みのつもりだったけど、どうしても昨日最後に教わった秘技を試したくて、作ってしまいました!
ちょうどいい型紙にする厚紙は雑紙ゴミとしてとってあった潰した箱から。
潰した箱も死ぬ前に再び生きる🧡
昨日、自分用の製作の見本にとお借りしたプチアイロン台兼作業台の色とめちゃくちゃマッチ❣️
さて、この人をどこに付けようかなぁ〜。中に綿を入れようかなぁ〜。
妄想は膨らむ。

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言った尻から実行していました😅。

2/23 12:01  早速台製作用にいただいた綿を入れてみました😅。プックリ(オノマトペ!)と立体的になって可愛い🧡。
色がピッタリなので、私のこの長襦袢と同じく気がつけばこの辺りに虫食いの穴が開いてしまっていて所謂ダーニング?で直したかったこのセーターに付けたいところなのですが、このセーター、そんなに古くはないのに毛玉だらけやし諦めるべきなのでしょうか…。

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そして、舌の根も乾かぬうちに・・・😅。

2/23 15:29 わーい❣️これもダーニングと言えるのかどうかわからないけど、作ったワッペン、そして、サヨコさんと糸六さんに行った時に買った絹穴かがり糸を使って、繕い終了!色がバッチリ合ったのは、多分、これを繕うのを念頭に置いていたからか?
ワッペンの一部にも刺繍をしたら更に豪華で?繕い部分とも親和性が。
この色は、巻きスカートの色とも親和性があるのと実際のスカートの実感が秋冬になったので、スカートは、来シーズンダイエットも果たしたサイズで作ってこれと合わせよう🧡。
私が縫い物をしていると、今日休みで同じく物作りの人、2号も自分の作りかけのクレモンティーヌのWSで習ったのの型紙で作ったバッグの仕上げをし出しました。
手仕事ってこういう連鎖が楽しいですね。
まさか、長襦袢の部分補強用の2cm角程の布を無駄にしない為、大きな型紙から小さな型紙を作って小さな丸を作って繕いに使うとは!
そもそも虫に食われたこと自体恥ずかしいことだけど、楽しかったですーーー!

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感激し過ぎてまだやっていました😅。

17:43  最後に千鳥がけ?で以前ミシンでやろうとして挫折したジャージの丈直し、完了❗️ニット用の糸がこの色しかなく目立つようですが、先生のご指導の甲斐あり、iPhoneの勝手な補正とは違い、裏は目立ちますが実際には表にはあまり目立ちません。

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↑、本当は、表には全く見えてはいけないそうですが😅。今ならできると思います。
そして、お裁縫教室第3回目!は、いよいよボタンつけ。

3/2 22:52 サヨコさんが既に書いておられるので詳細は割愛しますが?
今日のサヨコさんのお裁縫教室、めっちゃ楽しかったです❣️
今回は2人かな?と思っていたら、昨日になって、何と、サヨコさん繋がりできちんと出会った中高の先輩から見学希望の連絡が入り、明日と16日ですけどどうでしょう?と答えたら、明日行けます!と、なり、どうせならやってみまさんか?→また3人で楽しくご一緒できました!
たかがボタンつけ、されどボタンつけ。
私も縫い留めた後、下をクルクル巻くところまでは知っていたのですが、その前後の今まで誰にも教わっていない、サヨコさんも専門学校卒業後、縫製工場で働いている人の言葉として聞いたという「コツ」こそが、極意と実感!
ほんと、それならサヨコさんの言葉通り一生取れる気がしないと思えるようになりました。
そして実習の最後は何と、くるみボタン作り❣️→そのボタンつけ。
2時間であらゆる種類のボタンを網羅でき、終始感動の嵐‼️
皆さんともお話ししていたのですが、大人になってから、子どもの頃苦手意識を植え付けられてしまったものができるようになると、より感動が大きいような気がします‼️
お稽古終了後はまたまたお菓子祭り‼️
今回は日本茶インストラクターの方直々に美味しいお茶を美味しく淹れて下さり更にテンションアップ🧡❣️
マスク女子会も最後まで楽しく盛り上がりました。
次回は私の最終回が来ます🧡。私が去ってもまた新たな方が来られるので、ずっと盛り上がることでしょう❣️
サヨコ先生、いつも素晴らしいご準備有難うございますー

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この日は、サヨコ先生の小学生の時の作品も登場!あくまでもサヨコ先生の作品です。

今日は、参加者の方が、手編み機械編みの先生の免許もお持ちなサヨコさんに編み図について質問され、私が高校生の頃のサヨコさんが手編みされていたセーターが只者ではなく覚えていた、とおっしゃっていた人がいらっしゃるとお話ししたことから、サヨコさん小学校2、3年生の時のかぎ針編み作品の実物が登場しましたよー!
凄い‼️
子どもって、大人が「子どもにはできないに決まってる!」と思わない限り、何でもできるんじゃないかなぁ〜、と、改めて。
って…言いつつ、これは大人でも凄いと思いますが😅。
出産祝いとか余裕でプレゼントできそうです…。
写真を横から撮っていたので斜めになっていますが、横にすると小さくなるので敢えてこの角度で。

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そして、いよいよ最終回!

3/15 23:15
 今日はサヨコ先生のお裁縫教室最終日。
裏地でくるんでのスナップ付け、鍵ホック付けがなかなか侮れず、間違えて解こうとするとは容易に解けず。
この手間をかけることによりしっかり!留まることが判りました!
ループの編み、付け、そして「虫止め」。
思いがけず縫い糸で編む必要がある技を教わり。
これら全ては母の服を作ってくださっていた仕立て屋さんが本当に丁寧に仕立ててくださっていたことを改めて見直させてもらいました。
子どもの頃、毎日のように来られていて、母がいいカモのように思え、日々美しいものに触れられることは嬉しくても何かと毒づき「若旦那」と呼ばれるに至った私、「たっかーーーーー!(高!)」と、思っていたけれど、あの素材であの仕立ては誰にも真似できません、適正価格でしたと今は脱帽。
シーチングで仮縫、修正してボタンもホック類も沢山のくるみボタン、それを留めるループ、ベルト通しのループはまさしく教わった手間がかけられた素晴らしい仕立て上がり…という仕事を当たり前に見たこと、仕上がった服達は生きた教科書、財産です。
みたいなことを最後に思うとは思いませんでした。(いつか一部のお仕事の写真をアップします。)
展覧会後、洋裁学校に行くまでの2ヶ月に手縫いの基礎の基礎をサヨコさんから教わろう!と、4回完結のプライベートレッスンのカリキュラムを考えていただき1人でするつもりが途中から2人→当日3人になり、次も3人になり、最後はずっとご一緒だった方と2人。
素晴らしい時間、感動を素晴らしい方々とシェアできて本当に幸せでした🧡


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さて、お裁縫教室は、これにて終了〜〜!!本当に、4回で、ものすごく沢山のことを教えていただきました。
実は、最終回にはおまけがあり、それが、この間の、もう一つ流れと繋がっているのでした。

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