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写真の色彩表現について語るマガジン

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写真の色表現について、Before・After比較でまとめているマガジンです。 RAW現像メイン、JPEGレタッチ少し。
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2020年5月の記事一覧

春の緑色。春を感じる色の編集。

緊急事態宣言が出ていて、家に籠もって仕事をしています。 ずっとワンルームの部屋にいると 気が滅入るので、 散歩にでかけました。 4月に撮った写真です。 春らしい華やかな花が写っていなくても、 春を感じられる写真が撮れました。 こちら、撮影そのまま。編集前です。 編集後がこちらです。 この緑色だけで、 春を感じられますね。 この日は曇っていたので、 編集でシャドウをアップさせて、 木の葉の影になっているところを 明るくさせると、 きれいな緑色が出てきました。 緑色が

春の青空写真。ハイライトを下げて、空の青色に奥行きを出す。

先日、散歩に行ったとき、 河川敷にかかる橋から撮った写真です。 撮影後、未編集がこちら。 奥にビルもあって、 緑も豊富でとても綺麗な景色。 ただ、残念なのは、 当日は空がもっと青かったのに、 真っ白になってしまっていること。 こういうときは、 ハイライトを下げると、 空の青色がでてきます。 ハイライトを下げて編集した写真がこちら。 同時に、シャドウもあげることで、 緑色も活き活きします。 横向きの写真でも。 【編集前】 【編集後】 縦の写真のほうが、 空の

背景を明るくして、ハルジョオンのピンク・黄色を映えさせる

あっかんべー、で有名なハルジョオン。 (花をギュッとつまむと、 舌がぺろっと出てくるように変形します) 【編集前】 散歩中、綺麗に咲いていたので撮りました。 ピンク色は、 わりと綺麗に出ていると思いますが、 この日は少し曇っていたので、 背景の緑がどんよりしていますね。 【編集後】 少しだけ、明るめに編集しました。 背景の緑を少し明るくすると、 ピンク色も映えますね。 黄色のふわっと感も出てるかなと。 【編集前】 少し引いて、 真上から撮った写真も、 同じよ

提灯(ちょうちん)とその周りの雰囲気を写真で表現

提灯のぼんやりとした明かりって、 とても良いですよね。 明るさ・色が、自然にグラデーションが 自然にグラデーションしてて、 心地よいです。 撮ったそのまま(未編集の写真) すこしだけ、まわりの明るさもアップした写真 どちらが好きでしょうか? お店の周りの雰囲気も 少し感じてもらおうとすると、 周りの明るさを少しだけアップすると、 雰囲気が伝わりますね。 編集方法はすごくカンタンで、 シャドウをアップさせるだけです。 夜の雰囲気って、 ほんの少しの明かりで変わります

パスタの辛みを、赤色で表現。

ピリッと辛く、美味しいパスタ。 写真でも、できるだけその味を、 再現したいんです。 【編集前】 撮ったそのままの写真を見たら、 こんな色味でした。 ちょ〜〜っと、ホワイトバランスが悪く、 お皿までオレンジがかっていますね。 【編集後】 お皿はもう少し白っぽくなるように、 そしてパスタの辛みは、 そのままになるぐらいの色味に とどめました。 食欲をそそる、このソース! パスタにからまったこの感じ! ああまた食べたい。 【おまけ】 デザートです。 小皿がおしゃれ。。

明瞭度をあげて、ワイングラスをシャープにする。

今、緊急事態宣言中で、 対面の食事会がなかなかできませんが。。。 食事会・飲み会で、お酒を飲む時、 きれいなグラスに入っていると テンションあがりますよね。 そして、撮った写真を見返す時にも、 その気持ちをもう一度味わいたいものです。 乾杯前に撮った、こちらのワイングラスの写真。 編集前がこちら。 編集後がこちら。 とってもガラスが薄く、 シャープな形状のグラスでしたので、 少し縁を強調してあげれば良いかな、と思って、 明瞭度をアップさせました。 (beforeは

見上げる構図の写真での、逆光と空の青さの両立。大阪モノレール。

大阪モノレールって、 結構街の上を走ってるのですが、 場所によっては、 「大ジャンプしたら触れるんじゃない?」 と思うぐらいの場所があります。(笑) それぐらい近いと、 やっぱり写真撮りたくなるんですよね。 こちら、撮影して未編集。 頭上にカメラを向けて、 見上げる状態で写真を撮ることになるので、 どうしても逆光になります。 ただ、その逆光の味がまたイイ・・・ ので、 写真編集で逆行部分をあまりに明るく してしまうのも、考えものです。 ということで、今回は、 こち

大阪モノレールを下から撮影。逆光部分を少しだけ明るく。

頭上を走っている モノレールを撮影。 【編集前】 空が明るいので、 少しだけ逆光の部分や、 地面が暗いですね。 【編集後】 すこ〜しだけ、 シャドウをあげてみました。 バランスよくなったかな。

デザートを美味しそうに撮る。ティラミスの質感。

食後のデザート、 とてもテンションあがりますよね。 今回のデザートはティラミス。 【編集前】 ホワイトバランスの調整が出来ていなくて、 全体がオレンジ色ですね。 【編集後】 オレンジ色のムーディーな ライトの雰囲気は残しつつ、、 お皿の白さも表現しつつ、、 ティラミスのうえにコーヒーパウダーの ふわっと感もだしつつ、、 イチゴの赤みや、 パセリの緑色も、、 ・・・と、 要求が盛りだくさんになりました。(笑) コース料理のしめくくりの感じ、 出てますかね?

写真のコントラストを上げて、ウイスキーをシャープに。

ロックでいただくウイスキー。 グラスに透明な氷と褐色の液体、 とても綺麗です。 【編集前】 【編集後】 少しだけ、コントラストをあげました。 グラスのフチとか、氷の反射が、 少しだけキリっとしましたね。 ウイスキーの味を思い出しそうです。

曇天時のモノレール撮影のコツ。

曇天時、あまりテンションは 上がらないかもしれませんが、 曇天の雰囲気を切り取るのも、 また楽しいですよ。 【編集前】 全体的には暗いですが、 空が明るすぎて白飛びしないように 撮影しているので、 撮影時の設定としては、 これぐらいでOKでしょう。 【編集後】 ここから、暗い部分の明るさを上げることで、 曇天の雲の質感を残しつつ、 モノレールや緑などを明るくし、 良い写真になりました。 曇りの天気の中、 赤いモノレールが、 目立っていますね。 とても良い景色です。

大阪モノレールを下から撮影。逆光部分を少しだけ明るく。その3。

大阪モノレールを下から撮影したのですが、 見事に逆光。 【編集前】 シルエットとして味がある、 ともいえますが、 さすがにちょっと暗すぎますよね。。。(笑) 【編集後】 こんなもんでどうでしょう! ただ、シャドウを上げただけです。 モノレール下のレールの古びた感じとか、 車両の質感もわかって、 良いですね。 モノレールって良い被写体ですよ。

大阪モノレールを下から撮影。逆光部分を少しだけ明るく。その2。

なんかモノレールの写真ばっかり アップしてますね。(笑) 【編集前】 とても快晴の日なのですが、 日差しが強いせいで、 影の部分は真っ黒です。 これはこれで、味があるといえばあります。 【編集後】 真っ黒に飛んでいるところを、 少しだけ明るさをあげて、 見えるようにしました。 ただし、自然な範囲で。 モノレール、とても良い被写体ですね。