夜明け前の~冬至の時~【詩】 5 landho! 2014年7月15日 01:50 暗雲立ち込める灰色の空から 音ひとつ立てず激しく降れば凍てつく水面に白化粧の木々 孤独な冬至の深き夜の長さされど明けない夜はかつてなく 目覚めた朝には眩しく光る澄みわたる空と白銀の世界 一陽来福 好転の兆し仕事納めの師走の暮れに 往く年を想い起こし振り返る欲望 過ち 悔恨 失意 他人を責めては己れを責める苦悩の日々もこの日が節目 日はまた昇り 日は長くなるゆっくりとしかし確かな速度で すべてはただ光の射す方へ「一年の計は元旦にあり」 年神様迎え 背筋伸ばす身体の芯まで底冷えするも 気持ちは新たに いと晴れやかに「冬至」 新暦十二月二十二日~一月五日(頃) 一年で昼が最も短く夜が最も長くなる日 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート