森永製菓・inゼリー QUICK SALADの強みとは?
森永製菓のドル箱「inゼリー」
森永製菓・in事業では「inゼリー」「inバー」を中心に、スポーツシーンや朝などの時間のない時にいつでも手軽に栄養を補給できる商品群を展開しています。
同ブランドは簡便性と栄養補給をコンセプトにしており、中でもinゼリーは「10秒チャージ、2時間キープ」というキャッチフレーズで、パウチ入りゼリー飲料を世の中に広め、市場を築いてきたブランドです。
森永製菓の中で「in事業」の位置付けを見てみると、まさに「ドル箱」と呼べる存在です。
森永製菓売上2133億のうちin事業売上は315億(FY2023実績)と15%ほどにも関わらず、森永製菓利益全体202億に対してin事業利益66億と約1/3を占め、同社の中で最も利益を稼ぐブランドです。
in事業の構造に目を向けると「inゼリー」「in BAR」「in 新ブランド(キャンディ、チョコレート)」「ウイダープロテイン」「ウェルネスブランド」から構成されています。
in事業売上は324億(FY2023実績)のうち、ほとんどを占めるのが「inゼリー」ブランドと推定されます(「inゼリー」単体で300億近く)。
森永製菓でもin事業は重点項目となっており、2026年には370億円を目指します。
国内のゼリー飲料の市場規模900億円以上(参考:食品新聞)と言われており、年々成長している市場。
その成長を牽引するのは「inゼリー」であり、市場成長とinゼリーの成長はほとんど一致しています。
ゼリー飲料市場を牽引するinゼリーは、様々な顧客ニーズに応えるために新規軸の開発を進めています。
その中で注目しておきたいプロダクトは2024年6月から東京、千葉のセブンイレブンでテスト販売を開始したのが「QUICK SALAD」です。
「QUICK SALAD」は従来のinゼリーと全く異なるコンセプトで、非常に面白いプロダクトとなっています。
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