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カゴメ・野菜生活100シリーズのブランド立て直し戦略とは?
カゴメ・野菜生活100シリーズの売上は右肩下がりで成長性に陰りが見えています。
カゴメの野菜飲料事業全体で見れば、前年比で微減ではあるのですが、中身を見ると非常に苦戦をしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1712839545620-5PqdMkPXAk.png?width=1200)
2023年度におけるカゴメの飲料事業のうち、主力ブランド別売上収益は以下のようになっています。
「トマトジュース」:156億円(対前年+23%)
「野菜1日これ一本」:127億円(対前年△4%)
「野菜生活100シリーズ」:374億円(対前年△6%)
トマトジュースは絶好調ですが、一番大きな売上を占める「野菜生活100シリーズ」は絶不調です。
1年で25億もの売上が落ち込んだと考えると、深刻なダメージを受けており、トマトジュースの増収でなんとか持ち堪えてるといった感じです。
野菜飲料市場全体へ目を向けると、市場規模は頭打ち。
カゴメブランド群のシェアは拡大するものの、過去5年間ずっと売上が減り続けているため、明るい未来は見えません。
![](https://assets.st-note.com/img/1712842227169-3pEHGl2D0r.png?width=1200)
また、原料である野菜価格も高騰しているためカゴメは野菜飲料の値上げしたものの、その反動で出荷数が減っており前年割れです。
このようにカゴメ野菜飲料事業は、良い未来が見通し辛い状況となってます。
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