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風俗落ち!身をもって知ったX-Oasisキャストの“実在力”-バーチャル風俗受験体験記最終章

バーチャル風俗X-Oasis

 世界初バーチャル風俗「X-Oasis(クロス・オアシス)」の面接を受けた私、蘭茶三角。キャラクターのぎこちなさという点で風俗落ち(不採用)という結果になったが、バーチャル空間で生きるということについて意義深い体験をすることができた。

勝っても負けても「風俗オチ」!難関X-Oasis受験体験記(前編)

勝っても負けても「風俗オチ」!難関X-Oasis受験体験記(後編)

 Karinちゃんによると、X-Oasis自体の意義として「VRの世界で、“生きた”キャストに会ってもらう」という発想がある。私の知っているキャストさんは高い次元で存在を確立している人ばかりだ。Karinちゃんは生活のほとんどがKarinちゃんという女の子だし、男の娘である姫乃あんり君は「ちんぴよ」が口癖の独特なキャラクターだが、その自然な雰囲気で周囲を席巻する力がある。ChilloutVRでえっち配信をしたロリドラゴンの星宮アニスちゃんは、完璧に私を誘導して配信をやり遂げた。feathさんはいかにも素のままのお姉さんだ。

 いずれも関わっていると「自然と実在している」印象を受ける。印象を受けるどころか完全に溶け込んでいる。空想上のキャラクターではなく、人間存在として我々の世界に“在る”のだ。X-Oasisが実現しようとしている概念は「人間存在のVR」と言えるかもしれない。他者から見たコミュニケーションの総体として、現実世界と地続きの存在が事実上そこにいるというバーチャルリアリティー。創造された存在でありながら、コアには生身の人間の魂があるからこそ実現できる実在性だ。

 人間存在の実在性から、バーチャルリアリティーの目指す一つの方向性が見えるかもしれない。我々はバーチャルとリアルを分けて考えてしまうことがある。しかし、実在性の高いキャストはバーチャルとリアルを橋渡しする存在だ。むしろ、バーチャルという概念自体が、不完全で凹凸のある実世界を、他者との観測の共有という手段で舗装し、今まで見たこともないような巨大な都市を建設するようなものになるかもしれない。谷を越える橋、山をくぐるトンネル、海を越える飛行機だ。高度に進化したバーチャルは奇想天外でありつつも、人間の感覚さえ慣れてしまえば、実世界と地続きで見分けが付かない自然となる。人間存在も同じだ。完全な自由が特別ではなく、自然になるのだ。

 私はX-Oasisに人類の未来を期待して、一連の体験を怪文書を書くことにした。皆さんも今回の怪文書がきっかけでX-Oasisに興味を持ってくれたら非常にうれしい。セッションの予約を取り、実世界と情報の重なる瞬間に発する存在をこの目で確かめて、人間存在を感じてみたなら万々歳だ。我々と同じ世界にいるかもしれないX-Oasisのキャストたちと、一夜の現実を一生懸命に作ろう。彼女たちの努力や才能に思いを馳せて、実在を抱き締めながらバーチャル世界を探検だ。肉体が実際に接触するかなんて関係無い。生身の人間の魂が作り出す実在は本物だ。

 最後に、選考に付き合ってくださったKarinちゃんやX-Oasisの方々、練習に付き合ってくださったフレンドさんたち、アドバイスをくださったバーチャル美少女ねむちゃんやキャストの星宮アニスちゃん、feathさん、姫乃あんりくん、紗千さん、そしてクロシスユーザーの皆さん。応援してくださった大勢の皆さん、誠にありがとうございました。蘭茶三角は、これまで通り人類の新境地を開拓するために、冒険を続けていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!

 もしこの怪文書を読んで応募したくなった人!バーチャルで「生きる」チャンスです!応援していますよ!

 

 

 

 

 

 

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