大きさ と 強さ 、どちらが好きですか?

と、たまに質問することがある。

ほとんどの人は、しばらく考えて「強さ」と答える。確かに、「大きくても弱い」よりも「小さくても強い」方に感覚的に惹かれる。40億年続く生命の遺伝子がそうさせるのだろう。

「大きさ」は外から見える「形の状態」である。「強さ」は中身の「性質、特に耐性」を示し目でとらえにくい。

そのため、時として、大きいものを見て強い!?とビビり、小さなものを見て弱い!?と侮る。両者には、一定の相関はあるが「大きさ=強さ」ではない。ビビり損もあるし、侮った後の後悔もある。

「大きな会社」といえば、売上高や従業員数といった、比較的ハッキリとしたイメージが持てる。一方、「強い会社」というと、長くやっている?団結力がある?といった、曖昧な表現だらけだ。

曖昧さは「強い会社」をスローガン化させ、やがて記憶の外へ追いやる。そして、単純に売上だけを求める「大きい会社」志向が、一般的経営スタイルとして定着する。会社経営における強さとはなんだろう?

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