企業間格差の時代

<全体需要減>2040年には、日本の人口1億人くらい。(ピークの2010年から2割減)その後、人口減少は続き8千万人で均衡。

<ネットの奥の見えざる競争相手>2008年から2倍に膨れ上がったネット市場。(2014年現在)さらに、2020年にはさらに倍増する。

<大企業の寡占化>便利さ快適さとともに、世の中を標準(語)化・同質化させていく巨大資本。最近では地方市場をも浸食。

そして、市場を奪われる中小零細企業。地域経済の担い手?

実態は純利益ベースで100社中70社が赤字。20社がわずかな利益で従業員給与は悲しいほど低い。7社はきちんと利益を出すが明日の不安がつきまとう。利益がずば抜け見通しが明るいのは100社中3社だけである。

もはや、成長経済ではない。その余韻すらなくなる。過去の遺産も尽きてしまう。時間とともに本当の「競争の時代」になる。

全体需要2割減の場合、競合全社一律に2割売上が減るのではない。占有率下位の会社ほど需要減圧力がかかり、半数以上の会社が消える。占有率上位2割の会社が需要の8割を占めているのだから。(パレートの法則)

個人の所得格差が拡大している。働いても十分な給与がもらえない。そもそも中小零細企業に支払う力がない。全労働者の8割は中小企業で働く。

企業間格差も広がる。パレートの法則が示すように富は上位に集中する。個人には国の保障があるが、会社にはない。また、頼るべきでもない。

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