2020年 晩夏のスペインに行く(3)
■目的地は
目的地はカディス。
スペインに来たら必ず一度は足を運ぶ。ユーラシア大陸の日本の反対側。
大西洋に突き出した港湾都市である。
■トラブル発生
しかしここでトラブル発生。
1泊だけカディスのアパートを日本を経つ直前に予約したのだけど、到着2時間前に入場の仕方を送ってきた。
そもそも入場の仕方を2時間前って旅行者が常にインターネットを使えるわけではないのでおかしくないか?と思っていた。
何の記述もないのに勝手にカードから引き落としされているし。
しかし連絡はつくので乗り換えのインスタンブールの空港でマドリッドの空港到着時刻とカディス到着、ホテル到着が18時になる旨伝えておいた。
アパートへの入り方は、2つのボックスがあって、と記載があるが実際到着すると住所の建物に入口にそれらしい物はない。
出入りする住人に聞くと建物はあっている。
そこから何度かメッセージをやり取りしてこちらが現在見ている建物の写真を送って右から左なのかと聞いても、「簡単だから、想像しろ」とか同じ事を繰り返して言ってきて全く話が噛み合わない。
その探せという箱の写真を送ってくれと言っても、写真は来ないし、部屋番号すらわからないのでこちらは何しようもない。
かれこれ30分以上。
そもそもアパートの際は必ず入居時の鍵の受け渡しがある。
基本は立ち合いで誰かが来るものだ。
日本の民泊でオートロックの解除とかもあるが、そもそもロック解錠すべき物のありかを伝えないで解錠方法だけ伝えてどうしろというのだろう?
伝えてきた部屋番号も郵便ボックスにはない番号で、ここはおそらく詐欺アパートだろうと判断し、すぐにカディスの別のホテルをあたる。
問題のアパートから歩いて10分ほどのところにあるホテルにチェックインして落ち着いたところで初めて窓のところに鍵ボックスがある、メイン通りの方だ、2番目の窓だとか送ってきた。
その時点で到着から2時間が過ぎている。
速攻ホテル予約サイトのカスタマーに現在の状況を伝えて返金を願い出る。
更に1時間して、今ならアパートの入り口に行けると連絡してきた。
あとはカスタマーに任せていたが結局はチェックインの手続きを試みようとしているという事で返金は出来ない様だった。
そんなに大きな額ではないので別に構わないけれど、間違いなく確信犯で行動していると思う。到着から3時間もアパートの前で待てというのか?
遅れてでも情報を入れておけばアパート側に落ち度は無かったと判断され、返金不要で部屋のクリーニング代が浮く。
ほぼ詐欺も同然だ。
カスタマーも時系列までは追わないだろう。3時間も宿泊先の前で待たされる客の状況を考えて判断してほしいもんだ。
まあお金を盗まれたと思えば大した事はない。代わりに入ったホテルは親切で快適だったから。
某アパートはおそらくそのうちブラックリストにあげられるだろう。
(結局返金はしないと家主が言い張って(まあ当然だよね)、カスタマーには時系列で起こった事を細かく説明して再発防止策を乞うと、評価コメント欄に私のケースをありのまま載せるとの事。問題ありアパートである事が一目瞭然となる。これでよし。)
■大西洋の水平線に沈む夕日
さあ、無駄な時間を過ごした。
カディスの夕陽を見に行こう。
一度だけ水平線に欠けながら沈んでゆく夕陽をみた事がある。
その時も訳の分からないおじさんに付き纏われ邪魔をされた経験がある。
今日はどうだろう、と海沿いに散策していくと、全く雲がないことに気づく。
きっと水平線に欠けていく太陽が見える!と急いで先端スポットまで移動して日没を待つ。
本当にここでしか見ることの出来ない景色だ。
沈みゆく夕日に、渡西のため受けられなかった国家試験のクラス全員の合格を祈願する。
(3倍速くらいです)
地球の反対側まで来て疲れました。ケバブのお店で軽い夕食をとって、ビールと飲み物を買ってホテルに戻る。
第一目終了。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?