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フラメンコのーと💃 〜ブレリアBulería⑤:ブレリアを踊ってみよう〜 (2024年7月5日)


いよいよ

ブレリア編の最終回

「ブレリアを踊ってみよう」

です



前回もっともオーソドックスな例として

↓のような構成パターンを紹介しましたね


 1. サリーダ(出てくる)
 2. ジャマーダ(歌を呼ぶ)
 3. レトラ(歌)
 4. ジャマーダ(引っ込むための歌を呼ぶ)
 5. フィナル(引っ込む)



今回は

このブレリアの実演映像に

・今やっているパート
・コンパス

をつけてみました


それがこんな感じです


1. サリーダ(出てくる)
ジャマーダがわかりやすいように
静かにそ〜っと出て来てます


2. ジャマーダ(歌を呼ぶ)
そしてジャマーダでカンテさんの気を引いて
センターで歌を待ちます


ちなみに

万が一カンテさんにスルーされてしまったら

ジャマーダのアピール具合が足りなかった〜😭

と反省しつつ

コンパスのキリが良いところまで待って

次のレマーテ(ジャマーダ)で歌を呼びましょう


3. レトラ(歌)
無事にカンテさんが歌い始めたら
レトラ部突入です

レトラでカンテさんが歌っている間は

マルカール(拍子をとる)をやってます


映像では

2行目に歌の間がある想定で

レマーテを入れており


その後の5行

マルカールで繋いでいます



マルカールにも

いろんなバリーションがあります

踊り手は歌を聴きながら

レマーテポイント(ジャマーダ)を待っています


4. ジャマーダ(引っ込むための歌を呼ぶ)
歌が終わった😼というタイミングで
引っ込むためのジャマーダを入れます

この映像のジャマーダは

12を待った

1から始まるバージョンです
(数えて前回のと比べてみてください)



5. フィナル(引っ込む)
そして端っこに寄って

元いた所に帰っていきますが


引っ込んでる途中で

6拍の行が出て来ていると思います


実はブレリアは

12の半分の6拍で区切ることも出来るんです


スペインの昔のフラメンコの映像で

え😳これ一体どういう構造になってるの❓


というときは

大体この「6拍」が間に挟まってます


本当に一体全体

どんな音感してるのだろうと

最後まで気を抜けないフラメンコです



レマーテのところは

フラメンコ靴がないと様にならないので

未経験者には難しいですが


2行目も

ずーっと1行目と同じマルカールをやっていても大丈夫なので


ブレリアってこんな感じなんだ〜って空気を

感じてもらえれば嬉しいです🙂


参考としてブレリアのコンパスを書いておきますね✋

ブレリアのコンパス_玄人版-------------------------
12 1 2  4 5 6 7 8 9 10 11
● ◯ ◯ ● ◯ ◯ ◯ ● ● ◯ ● ◯ 




余談ですが

バセドゥ病の影響

まだ体を捻る力が弱いなぁって

映像見ながら思ってました😅


バセドゥ病は

人それぞれ症状の出てき方が違うらしいのだけど

いろいろな人の話を聞くと

体幹と背中側の筋肉が硬直するというのは

共通しているようです


私の場合は

眼球を動かす下部の筋肉が片目だけ硬直してしまい

上部を見ると物が二重に見える

という事象から発覚しました
(バセドゥ病眼症というらしいのですが
 目に症状が出る人は結構いるそうです)



体幹とその周辺を支える筋肉が動かなくなるのは

踊る人にとって致命傷でした


筋肉が動かない上に

投薬治療の影響で新陳代謝が落ちるので

脂肪燃焼のコントロールがままならず

最盛期は映像より5回りほど太ってましたね😅


筋肉の可動がアンバランスであるため

常に故障に気をつけながら

2年かけて表面にある筋肉から一つずつ動かしていき


体幹とその周辺を支える筋肉が動き始めた頃は

少し踊るだけでも

脳幹まで激痛が走ってました


なので本当に時間をかけて

ゆっくりゆっくり可動域を広げていき


今はやっと

故障を気にせず踊れるようになって

なんとか映像に耐えうるまで復活しました
(まだあと2回りほど絞る必要があるのですが😅)


踊れない時間は

自分にとっての試練でもあり

そして

苦手なことを克服する

さらなる挑戦の期間でもありました


これからさらに

フラメンコの素晴らしさが世に認知されるように


引き続き独自の視点で👀

さまざまなアクションを実行していきたいと思います


みなさま

よろしくお願いいたします🙂

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