『オッペンハイマー』が描いた原爆【投下】とAI(そして機械学習)に共通する危険性は「責任」の透明化
映画『オッペンハイマー』は原爆の父を描いたことでAIの危険性と絡めて言及されることが多い。と言うと「なるほど今のAIの進歩は凄まじいから人間を超え原爆のような脅威の存在になるってことか」と思うかもしれないがそれは違う。「ディープフェイクとかもっと現実的な話だろ?」と思うかもしれないが(それも確かに危険だが)違う。監督もAIそれ自体と原爆それ自体が同じ危険性を持つとは言っていない。
本作が原爆計画を主導したオッペンハイマーを通して描いているのは原爆そのものと言うよりその投下を