空中ブランコ乗りのエリー感想

【前提注意書き】
感想の過程でクトゥルフ神話TRPG
「LIFE GOES ON 〜人生は続く〜」
「空中ブランコ乗りのエリー」
以上二つのシナリオの重要なネタバレを含んだ感想文になります。今後セッションをする予定の方はご覧にならないようお願い致します。





それでは改めて始めます。

1回目は例の如く、二階堂が色んな人に信用の押し売りして、情報誘導するっていうRPをさせて頂いたんですが、マーシーちゃんが可愛すぎて中の人的に弄りたくてしゃーなくなってしまった(これは2回目も同様である)
2回目は女性同士ということもあり、マーシーのほっぺツンツン出来たことが個人的に嬉しいポイントでした。かわいいロールプレイご馳走さまでした。

LGOもそうだったんですが、日常パートでよく喋るPCが二階堂、京子と続いたので、そろそろ相木とか玲ちゃんとか、クールだったりスレてたりするキャラでも遊びたいなあと思います。


相変わらず大事な局面はダメになるダメ男の二階堂、クレアちゃんと良くんが居ないところで本当にちゃんと仕事できてるんか?という疑問が過りますが、まあ普通に対人関係のお話を聞いたり心を開いたりすることはある程度得意のようで、技能ロール使わなくても信頼させることが出来るのは彼の強みだと思っております。しかし肝心な場面では役立たずとなることをご一緒していくPLさんは覚えていてほしい(笑)アイデアが高くSAN値が低いので、発狂しやすいのと、根本的に二階堂はダイス運がゴミです(自覚済み)


ただ、LGO &エリー1回目のメンバーは全員聞き耳が弱いという特徴があってめっちゃおもろいなといつも思ってます。聞き耳70入れてた気がするんだが。。。20しかないドイツ語は成功するのになんで????っていつも思ってます。(笑)ちょっとチラッと出た話で、そろそろ二階堂はクレアちゃんに殴られたいマニア付いてもおかしくないんじゃないか?と思ってます。確かそういう類のマニアあるので自傷マニアかな?なったらめっちゃオモロいなと思います(今は光線マニアを抱えてます)

精神科って柔らかめで明るい照明が割と定番なので、職場でマニアが出ることはないのだと思います。自宅は裕福なので、モダンな感じの家に住んでるのかなあ、とか、二階堂もまだまだ掘り下げたい。動かしてて楽しい。基本は常識人で優しい男です。ただ、ドMに作った覚えはないがなりつつあるのが面白いね。内面のキャラの成長っぷりがとてもすき。いや勿論技能値も成長させたいけど二階堂はダイス運がゴミなのであまり期待してないです。(笑)


サーカスが終わった後の後日譚作れてないので、ちと作りたいような。クレアちゃん、良くん、二階堂って、意外と最終的なジャッジが近いことが多くて、だからこそボランティア活動一緒にしたり、色んな結末を満場一致で決められるのかな、と思います。大事な場面で「それは違うだろ!」ということがないので。死生観がPC同士近いのかなあ。クレアちゃんは努めて冷静だし、良くんは色んな経験しただけあって人間の選択、というものに対して大人びてるし、自分が動かす二階堂自身も、救えるものは救いたいけど、その過程で苦しんだりすることはあまり本望ではないので。避けられない未来だったりとか、一生以上の時間、苦しみを強いられるとかになると、結構あっさりしてたりする。まあ意見の尊重の延長線上みたいなもんです。でも渡には一度怒ってます、あれは精神科医として、やっていいこととダメなことの区別が出来ていなかった渡自身への怒り、そしてそこまで追い込まれた時に誰かに助けを求めもしなかったこと、とかその辺かなあ。後はゆずかを助けることが出来なかった上、寧ろ助けられてしまった自分自身への怒りだったと思います。なので、エリーに関しては、本来の姿になる前に、彼女が心の底から願った「鳥でもなんでもなく、"エリー"として、4回宙返りをしたい」という部分を尊重したのだと思っています。ただ彼女の正体が普通の人間だったら、もっと真面目に生かそうと足掻いたと思います。エンド分岐が多かったので、未だ知らぬエンドに辿り着いた可能性もあったかもしれない人です。




と、二階堂の掘り下げはそこそこに終わっており、京子の方ですが。

キャラシを7版に作り替えるにあたって背景をかなり掘り下げ直したのですが、恩師に貰った言葉を胸に、前に前にと進もうという、基本はポジティブな人間です。恩師に「あなたには前に進む力がある」と言われて以来、出来る限りは前を向いて歩いていこうと思ってはいます、が。彼女は精神力がかなり低いので(6版にして10あったかどうかくらい)時たまに揺らぎます。不審者に遭った時こそ一時的狂気のようなパニックに陥り暴力で解決してしまうきらいがあります。この間、基本的に京子はパニックなので何がなんやらという感じで正気に戻ります。


今回、2回目のエリーで暴力衝動の一時的狂気(SAN値減少ではなくファンブルとして)に入ったので、初めてPvPを少しだけやらせて頂きました。そう言った意味では見事に設定が活きたので、楽しめたなあというのと、こち先生ごめんなさい、と思いながら殴りました。(笑)

勿論前述の経験があるので、またやってしまったー!!!!という反省もちゃんとします。基本はフレンドリーな良い子です。ただアグレッシブさと知的好奇心が旺盛なので、興味を持つポイントが結構人とズレてたりします。その為やや変人ですが、ちょっとこの辺まだ掘り下げが甘いのでRPで誤魔化してたりします。特に歴史的観点から考察出来る事象やオカルトの類に目がなく、ぐへへうへへと笑いながら一人で興奮しがちです。勿論人類史にも興味があるので、日本然り他国の人の生活の文化、信仰等の起源、この辺りには非常に強い関心を示します。まだシナリオ的に会えてないですが、恐らく少しでも古い文献などに出会えた時は、喜んで読むでしょう。SAN値チェック不可避気味なキャラクターです。ただ、やや頭が弱い節があるのかアイデアが65とちょっと低めなので、チェック失敗してもアイデアも失敗して、「よくわかんないから次いこー!」という気持ちの切り替えの速さも彼女の良いところかも知れません。

あとDEXが最低値?なので、30しかないです。7版ルールになると自動失敗も多いです。ただDEXの通りの運動神経の悪さの露呈として、(これはたまたまともいうが)怪我しそうな物がある場面で良い感じにファンブルしてくれるので、よく怪我をします。2回シナリオ回して全部で…4回くらい怪我してます。相当どんくさい。キャラシにもありますが、壊滅的に運動神経が悪いし、何かとものの扱いが雑なので、恐らくその辺りだと思います。エリーではまい先生とこち先生でW先生だったので、一人3歳児が混じってる感じでこれはこれで面白いな、と思いました。


彼女がフレンドリーな理由としては、基本前向きに生きようとしてるためと、知的好奇心の為ならば何処へでも飛んでいくため、海外のフランクなコミュニケーションに慣れているため、という設定です。そのため、女性や動物であればよくハグしたり撫でたりします。今回で言うと、エリー、マーシー、キルスティン、ジョンの相棒のライオンなどは平気です。APPが高いけどかと言って見せびらかすということは基本無く、寧ろそれによって嫌な思いをしたので容姿を男性に褒められることはあまり好きではありません。しかし歳を重ねるにつれて、もしかして一つの武器なのではないだろうか?と思い始めています。その為の魅惑技能です。関係者以外立ち入り禁止や、本来人が入ることを許されない先に自分の求めるものがあれば、容赦なくその手段を用いるでしょう。(エリーではペトルに魅惑を使うかもしれませんでした、1回目は紅一点のクレアちゃんにペトルがメロメロだったの面白かったです、電話どうなったんだろ…)手のひらの上で転がすよりかは、可愛くおねだりするタイプなので、海外で培ったスキンシップでグイグイ押すんだろうな。いつかやりたいです。(笑)


今回、京子は二人を引っ張っていくというか、こちさんとまいさんが気持ちの面で静かだったり穏やかだったりする二人だったこともあり、自分が進んで発言したり誘導したりすることが多かったです。良くも悪くも京子は向こうみずなところがあるので、興味の赴くままにフラフラあちこち行こうとします。一人行動の時はそれが顕著に出る為、とあるシナリオではガンガン進みまくってました。そんな前向きな京子の姿が、いつか誰かの心に響けば良いなあと思うPCです。自分然り、他人へも励ます場面が多そうなキャラクターですね。でも打たれ弱いので凹む時も素直に凹むしすぐ泣きます。もしも自分の周りで泣いたり悲しんだりする人がいれば、一緒に凹むタイプです。逆に、喜ばしいことも自分のことのように一緒に喜ぶところは、彼女の良いところかも。


そんな京子が、一人の少女だとしか思っていなかったエリーが、謎の症状などに苦しんでいることに気付いたので、何としても原因の解明をしようと決意したと思いますし、実際出来たと思います。京子は怪我しがちな場面以外はダイスはそこまで悪くないので、ちゃんと情報を取得し、真実を知り、自分の中で納得いく答えを出すところまで調べ切れたことには満足しています。そして同時に、「真実を知ろうとしている人間には知る権利がある」という隠し心情があります。それは考古学を追い求める中で、彼女の中に芽生えた一つの信念なのだと思います。これを否定することは、即ち自分の考古学に対する感情を否定してしまうことにリンクしてしまうので。教えてほしい、と言われれば、躊躇なく言うこともあるでしょう。基本嘘や演技が苦手で、表情や行動にその思考が出やすい傾向があります。やはり知的好奇心というものを自分が一番自覚しているので、多少の省略はしながらも大体は真実を話してくれます。しかし、真実とは時には過酷なものであることも知っているため、対人間でも対動物でも、真実を伝える前に意思確認はしっかり行います。そしてまた、自身にも同じ問いかけをする辺りは、考古学や歴史を知るうちに、培ったものが反映されているのでしょう。特に歴史は凄惨な場合もあるので。

なので、探索者の2人が考え込む時にはどうしたの?とか声を掛けますし、今回はパトロンとエリーに優先して真実を伝えましたが、エリーは無論、依頼をしてきたパトロンにも知る権利があると思っていたからです。そして真実を知った後、去ったパトロンに言いたかった言葉は、「"エリー"の姿を観ることが出来るのは、今日の公演が最期かもしれないから、伝えたい気持ちがあるなら今すぐにエリーへ伝えてほしい」でした。一人にして欲しそうに落ち込んでしまったパトロンの姿を見て、胸は痛んだのだと思います。


よくよく考えてみると、美人占い師はエリーを愛している人が飲ませないとダメだ、と言って瓶を渡してきましたが、探索者達以外、一番適切であろうのは団長だと思いますが、彼から渡しエリーが飲んだらどうなっていたのかなあ…と思います。憶測ですが、きっと薬は効果を発揮せず、4回宙返りを出来ないままエリーは…となっていたのかなあ。愛の告白RPもやってみたいような。

美人占い師に関しては、神格の高いものだと思っていたのですが、純粋にかなり知能が高い類の神話生物だったようで、グレート・オールド・ワンではないようです。しかし眷属というような関係ではなく、親子のような関係のため、美人占い師も並外れた知能や呪文を持っていたようです。クトゥルフ、オカルト、生物学など色々が捗るので京子は楽しさすら覚えているかもです。クトゥルフは用語が多くて神話生物や呪文の正体をなかなか特定できないですなあ…。とは言え、今回の美人占い師は、自分は蛇人間だと思っています。リアルクトゥルフ神話技能、上がってきました。


ここからは妄想や幻覚の類というかCP的解釈のお話です。ほぼPLの願望やらです。

まず京子自身は、恋愛への興味が微塵もない為、ある程度のラインまでは等しくフレンドリーな態度を取ります。でもエリーとは結構相性が良かったんじゃないかな。服を買う、という話になった時、エリーがお揃いしよう、と言ってくれたことは素直にとても喜んだと思います。彼女を失ってしまった以上、その時の服はこれからも大切に扱うと思います。かと言って、恋慕としての気持ちを抱いているわけではないので、あくまでも友愛です。その為京子はクリスタルの瓶をエリーに飲ませることは、事実上不可能です(嘘をつく性格ではないため)

そして同行していた二人だが、まあ関係性の良いことで…勝手にぼくが紐付けの為に提案した設定だったけど、女性専用シェアルームでの生活とLGOを経て、二人の心境に変化をもたらしたのかな、と。アイス半分こするって発言がすらっと出てくるの仲良すぎん!?最高か!?ってなってました。あとvP入って京子がこち先生を殴ってしまった時、咄嗟に応急手当を試みようとしたまいさんは、勿論PLが振れるダイスやら色んな考えの末だとは思うのですが、まるでこち先生を庇ってみせると言わんばかりの姿勢に見えて、あ〜とても良いな…大事なんだなあ…と自己解釈してました。(笑)

しかし大事な局面では二人の意見が食い違うこともある、というのが今回のセッションで分かったので、そうなると普段はゆうりさんが橋渡ししたりしてたら面白いな、と思います。なのでLGO第一組のロールプレイをまた見てみたいなあ。

後は個人の趣味ですが、涼しい顔してなんなら他の人にはちょっと当たりが強いくらいの性格の子が、特定の人間の前ででろでろに溶けてしまうというシチュエーション、めちゃくちゃ萌えます。この辺を是非掘り下げして頂きたい、末永くお待ちしております。(笑)


そして最後に。

今回GMを務めたあまのさんが、ダイスやロールプレイからの繋ぎがあまりに天才すぎて感動してました。あと、あまのさんはNPC動かしてる時も、恐らくシナリオに書いてあるであろうNPCの性格や、探索者からの質疑応答から出すべき回答をキャラ毎にきちんと理解して回しているんだなあというのがよく分かりました。LGO2回、エリー2回とかなりロールプレイやシナリオ回しを見てきましたが、どれも軸がちゃんとしていて、始めたばかりなのですごいなぁ…とただただ思います。オタクらしい語彙力の無い端的な言葉になりますが、控えめに言っても天才だと思ってます。

あまのさん本人の性格が比較的明るいこともあり、キルスティンや真矢のような、少しアグレッシブなくらいのキャラがよく似合うなあ、と思っているので、あまのさんがまたPLに回った時、作りたいと言っていた子達が動くのをとても楽しみにしています!


そして今回は「空中ブランコ乗りのエリー」の感想なので、最終的な感想を言うと、1回目と2回目で違うエンド見れたのでめちゃくちゃ得した気持ちです。(笑)

TRPGというのは、本当に参加した探索者の性格によって展開がどんどん変わっていくし、他の探索者の発言や思考を"聞いて、感じて、考えて"自分の扱うPCもまた影響を受けたりするのが本当に楽しいです。("で囲った部分はぼくの大好きなFF14の超重要テーマです、とは言えプロローグから言われる言葉なので特にネタバレとしては扱いません)

探索者の数だけ、いや、それ以上に、色んな物語が生まれていくのが醍醐味ですね。同じシーンでも全く違うことが起こるので。

一緒に遊んでくださった方々、本当にありがとう!またみんなで色んな組み合わせで遊んで、色んな体験をしていきたいです。どうぞこれからも宜しくです!
おしまい。




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