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なぜ私が学歴の暴力にハマったのか

2022年12月3日、学歴の暴力の創始者であるえもりえもさんが卒業してしまった。卒業ライブ当日は楽しかったし盛り上がれたものの、正直、今でも寂しい気持ちはある。
同日夜に、学歴の暴力が「旧帝ハニー」にグループ名を変えること、約1ヶ月の間活動停止することが発表された。学歴の暴力にハマってから約7ヶ月間、毎週のように現場に通っていた自分にとって、突然の長期休暇が与えられた格好である。図らずも12月がほぼ丸々お休みとなったことで、ふと考えた。「なぜ、それまで地下アイドルに全く興味のなかった私が、突然学歴の暴力を推すようになったのか?」と。

私は元々「ラブライブ!」のオタクである。ラブライブ!は主としてアニメによる作品展開をしており、ジャンルとしては「二次元」に分類される。一方で学歴の暴力はいわゆる地下アイドルであり、ラブライブ!とはまた異なるジャンルである。なぜ、それまで興味のなかった地下アイドルの世界に自ら飛び込み、学歴の暴力を推すようになったのか、その経緯を振り返ってみることにした。

※以下、学歴の暴力=「がくぼ」
今はがくぼじゃなくて「旧帝ハニー」だけど「がくぼ」で。
※ラブライブ!のオタクは辞めてないです。がくぼと並行です。

学歴の暴力を知ったきっかけ

私ががくぼを知ったきっかけは、2022年4月に「Yahoo!ニュースに取り上げられていたのをたまたま見つけた」からである。偶然の出会いだけどいたってシンプル。
ちなみに以下のリンクである。Yahoo!ニュースはリンク切れになっていたが、元記事はまだ見ることができた。

「学歴」「アイドル」という全く相関のないワードが混在するキャプションに目を奪われて記事を読んでみると、「何じゃこりゃあ!?」と非常に大きな衝撃を受けてしまった。
確かに、アイドルグループの中に高学歴(大抵は早慶)のメンバーがいて、メンバー個人で学歴を売りにして活躍している例はわりとある。しかし、東大卒・京大卒というガチ高学歴が、完全に学歴を売りにしてアイドルをしているのである。今まで見たことのない売り出し方で、完全に目を奪われてしまった。
しかも拠点はわが地元にほど近い名古屋。これは一度見てみるしかない。

次のライブが5月の鶴舞公園だったので、それまでにメンバーのTwitterをフォローし、YouTubeにあがっている曲やラジオを聴き、当日に備えた。その間に、なんと名大卒メンバーの加入も決まっていた。
その時の鶴舞公園が初めての地下アイドル現場だったこともあり、様子見もかねて、こっそりがくぼのパフォーマンスを見ていたのだが、がくぼの出番が終わる頃にはすっかり心を奪われていた。特典会では夢中すぎて何を話したかも全然覚えていないが、とにかくすごかった的なことを伝えまくったような気がする。

こうしてがくぼのオタクが誕生した。

学歴の暴力にハマったポイント

がくぼの存在を知ってからがくぼのオタクになるまではざっくり上記のとおりであるが、じゃあなぜ「がくぼにハマったのか」検証してみたい。

①地元にほど近い名古屋が拠点だから
がくぼの現場に通い始めた頃はこの要因がとても大きかった。現場が通いやすいところにあるというだけで参加する敷居が下がるのである。また、メンバーの地元が自分と同じorほぼ同じというのも嬉しい。特典会で地元ならではのトークができ、メンバーとの共通点というものを感じられる。
ちなみに2023年1月以降は東京での活動が増えそうな感じだが、現場があるところまで通うことに変わりはないので、個人的に特に問題はない。(寧ろもっと全国に名を轟かせてほしい感はある)

②自分と同じ大学卒のメンバーが加入したから
がくぼを知ってから初現場に行くまでの間に、自分と同じ名大卒であるあずきあずさんが新メンバーとして加入した。①と同じように、メンバーと自分の共通点を感じられるのである。がくぼを推すうえで大きな後押しとなったのは間違いない。初現場であずきさんのデビューに立ち会えたのも単純に思い出深い。

③歌詞が刺さったから
「学歴の暴力」というだけあって、当然ながらオリジナル曲の歌詞は学歴を題材としている。しかし、学歴マウントを取る歌詞ばかりというわけではなく、寧ろ高学歴ならではの苦悩をつづったり、ありのままでいいんだよと諭す内容の歌詞の方が多い。そのような歌詞が自分の心にことごとく刺さったのである。
特に、形なき暴力の「すがるべきそれ学歴だ」は特に突き刺さった。がくぼを知った当時、私は仕事などで壁にぶち当たったりして悩むことが多かったが、それでも縋れるものに縋って進むしかない…ということを教えてもらえた気がする。

社会人とアイドルとの両立で活動しているから
一般的にアイドルというと、表舞台に出ることやレッスンなど、アイドル活動およびそれに付随する活動が生活の主軸になるのではないか、と個人的には思っている。
しかし、がくぼのメンバーは皆社会人で、本業を持っている。私が平日仕事をしているように、メンバーも平日は社会人として生活の主軸となる仕事を日々頑張っているのである。
本業の傍ら裏でレッスンを頑張ったり企画を考えて準備し、現場でパフォーマンスしているメンバーと、ただのこのこ現場に足を運ぶだけの私を比較するのはおこがましいが、メンバーが本業を頑張っていると考えると、不思議と自分も頑張ろうと思えるのである。
(本音は仕事を主軸にしたくはない。少なくとも自分は。でも叶わぬ。。。)

メンバーが皆、何かしらの軸、そして強い意志を持っているから
なつぴさんは昔からアイドルを志し、そのために東大に入るという目標をなし得た。そして、Twitterでは例え炎上しても全くぶれずに己を貫き通している。
えもさんは「副業禁止」に屈さず自己表現を続けている。たとえ持ち出しになったとしてもやりたいことをやり切る行動力の化け物である。
あずきさんはずっとアイドルへの思いを持ち続け、がくぼにてその思いを花開かせた。そしてパンの美味しさすばらしさを啓蒙し続けている。
私も基本的には、「やりたいと思ったことはやる」というスタンスであり、やりたいことのために計画を立てたり実行したりしているが、やはりどうしても周りの影響を受けてしまうことはある。がくぼの皆さんのように、周りに流されず己を貫き通す強い意志を持ち続けることは、本当にすごいなと思う。

ここまで書いてきた①~⑤を踏まえると、以下に集約できるのではないかと考える。

⑥学歴の暴力との共通点が多く、それが共感に繋がるから
がくぼの皆さんを生で見て、特典会でお話して、そしてTwitterを見て、とにかく自身との共通点が多いように感じられる。今まで色んなアイドルさんや演者さんを見てきたが、圧倒的に自身との共通点が多いグループである。
共通点の多さから、がくぼのパフォーマンスや行動原理に共感を覚えることに繋がり、これからも追いかけていきたいという気持ちの大きな原動力となっていると考える。

これからの学歴の暴力への個人的希望

本題の話とは全く関係ないが、がくぼにハマった経緯を考えるついでに、「今後がくぼに何をやってほしいか?」を考えてみた。
ただの個人的な希望だし、現場には足繁く通っているものの私自身はあくまで客というスタンスを貫くつもりなので、あまり変な希望をする気はない。けれど変な内容になってたらごめんなさい。

・旧帝大のある7都市でライブ
札幌、東京、名古屋、京都、大阪ではライブがあったので、既にやってたら申し訳ないがあとは仙台と福岡でもライブやって7都市制覇してほしい。
(京都は京大祭に入れなかったのがわりと遺恨なので、個人的にはまた京都でもやってほしい)

・トークライブ
トークで場を盛り上げられるのは、がくぼならではと思っているので、そういった場で普段なかなか聞けない話を聞いてみたい。
なつぴさんが2023年1月にオンライントークイベントをやってくれるので楽しみにしている。

・クイズ大会や「えもりえもの挑戦状」のような課題企画
これは個人的にまたやってほしい企画である。
一番「学歴の暴力」らしさを発揮できる企画ではないかと思う。

・新メンバー加入
これに関してはノーコメントで。
なつぴさん、あずきさんが頑張っているので、情報を待ちたい。

まとめ

途中関係ない話が挟まったが、本題である学歴の暴力にハマった原因に立ち返る。
「なぜ、それまで地下アイドルに全く興味のなかった私が、突然学歴の暴力を推すようになったのか?」
その回答として、私は「学歴の暴力との出会いは偶然だったものの、学歴の暴力と自身との共通点が多く、それが共感に繋がるから」と考える。
推しと自身との共通点が多いことは推しを追いかける力になることが分かったし、また単純に嬉しいのである。おそらくまだまだ知らない共通点があると思うので、推しを追いかけることで共通点を発見していきたい。

noteを書くのは初めてなこともあり、けっこう雑多な記事になってしまったが、がくぼへの思いとか、どんなところに惹かれたのかを掘り下げるのは結構楽しかったし、自身を振り返る良い機会にもなった。また、自分の中にある思いを言語化し、文章で示すことの難しさも痛感した。文章力大事。
余裕があれば「ラブライブ!オタクである自身から見た地下アイドル現場の特徴」みたいなものも書いてみたい。余裕があれば。


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