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学歴の暴力のこれまでとこれから

2023年3月26日、あずきあずさんの生誕祭イベントが開催された。Think of meやDJなど、普段の学歴の暴力とは違うあずきさんの姿を見せつけてくれたり、わざわざ佐賀県から持ち帰ってくれた有田焼を配布したりと、あずきさんらしい良いイベントだったと思う。
1名限定の絵付け皿が抽選ではなく、ステージ上での大声対決で争奪戦することになるとは夢にも思わなかったが。。。私は力及ばず敗れたものの、勝者との音量差は1dBで意外と良い勝負だったし、観客も盛り上がっていたので、争奪戦をやって結果的には良かったと思う。

あずきさん生誕祭は、4人体制になって初めての主催イベントである。新メンバーのあろえあろさん(あろちゃん)、りりりかりさん(かーりー)の2人が加入して約1ヶ月、少しずつ4人体制の特徴が出始めてきているなと感じたイベントであった。
今回の記事は、学歴の暴力が現体制になるまでの「これまで」と、現体制になってからの「これから」というものに触れてみたい。

※以下、学歴の暴力=「がくぼ」
※記事からの引用部分を除き、全て自分自身の勝手な思い、感想で書いています

これまで(~2022年12月)

がくぼは、えもりえもさんがなつぴなつさんを誘ったことで動き出したアイドルグループである。以下記事にある通り、「パフォーマンスを通した自らの救済」が目的でがくぼが始動したのである。

https://fumufumunews.jp/articles/-/22468

2022年12月のえもさん卒業当時は「卒業」という2文字の衝撃が大きすぎて、なぜ卒業したのか考えもしなかったが、日を置いて考えると、えもさんは「"なつぴなつの救済"という自身の役目を全うできたから」卒業したのではないか、という結論に至った。恐らく他にも事情はあると思われるが、卒業要因の一つにはなると思う。
結成当初は支え合っての活動であったが、日が経つにつれてお互い救済されていき、徐々に独り立ちできるようになっていったのではないかと考える。また、2022年5月にあずきさんが加入して「後輩であり仲間」と呼べる存在ができたことは、救済のペースを早めることに繋がったのではないだろうか。
えもさんが卒業の際に「当初は7月に卒業するつもりだった」と語っていたので、恐らくだが2022年7月時点ですでに「えもりえもによるなつぴなつの救済」は完了していたのだろうと想定される。

旧帝ハニー時代(2022年12月~2023年2月)

えもさんが卒業してからあろちゃん・かーりーの2人が加入するまでは、学歴の暴力性の低下を受け「旧帝ハニー」と改称して活動していた。
傍からだと新メンバーが入るまでの一時的な繋ぎみたいに見えるかもしれないが、今まで3人で回していたパフォーマンスを2人でこなすことになる。単純計算で1人当たりの負荷が1.5倍になるのでけっこう深刻である。
そんな状況にもかかわらず、新メンバー受け入れ、曲の方の「学歴の暴力」アレンジ版準備、入場SE準備などをパフォーマンスと並行して裏で進めていた。この期間に様々な苦労が詰まっていたであろうことは想像に難くない。
今後のがくぼの方向性を決めていく上で大切な期間になったのではないかと考える。

これから(2023年2月~)

冒頭の話に戻るが、4人体制になって約1ヶ月、少しずつ4人体制のカラー、特徴が出始めてきているなと感じつつある。
4人それぞれ性格も好みもまちまちで、がくぼに対するスタンスも恐らくそれぞれ異なるが、各々が自己表現をしつつも「がくぼを活発化させ、より大きな存在にしていくこと」を共通の目的として持ち、一つになって動いていることは十二分に伝わってくる。


これからのがくぼで、すでに実を結びつつあると感じる点は以下のとおりである。

①メンバー増によるインパクトの増大
人数が2人から4人に増えたことで学歴の暴力性が増大し、それに伴ってパフォーマンスそのものがより力強いものになったと感じられる。特に「今まで真面目に生きてきたけれど」の4人同時ハイキックは壮観であり、シンプルな強さを感じられる。
ここまでくると、もしも北海道大・東北大・大阪大のメンバーも加入して旧帝大コンプリートしたら、どれだけ強大な暴力性が発揮されるのかと楽しみになってしまう。最大出力の「令和大学合戦」は個人的に見てみたさがある。

②東京での活動に伴う固定客獲得
今までは名古屋での活動が主体で、名古屋圏以外は時折遠征としてライブをするくらいであった。がくぼ目当てのお客はほとんどが名古屋圏の方々で、わざわざ東京はじめ他地方から観に来るお客は少ない印象を受けていた。
あろちゃん・かーりー加入に伴い、東京での活動割合が増加しつつある。2023年2~3月だけでみると、東京の現場の方がむしろ名古屋より多いくらいである。オタク人口が最も多い東京での活動を活発化させていくことにより、さらに多くの固定客を増やしていくことに期待したい。新メンバー加入をきっかけに、がくぼの現場に来るようになった方も現れつつある。


今後活動を活発化させていくうえで個人的に気になっている点も以下に示す。

・施策があまり認知されていない
がくぼには予約特典チェキ、ポイントカード制度、YouTubeなど色々な施策がある。がくぼの現場に通い慣れたオタクであれば基本的に自明であるが、そうでない人にはあまり知られていないのがもったいないなと感じる。
何度も通っているオタクであっても、予約特典チェキをもらい忘れたりポイントを付け忘れたりすることがままある。

・新規客が入りづらいように感じられる
メンバー側の学歴の高さに相まって客側の学歴も高めの傾向にあること、また旧帝MIXや学位記を小道具として使うなど、他のアイドルにはない独特な文化があることから、どうしても新規客にとって敷居が高いところがあるように感じられる。
曲である「学歴の暴力」の学歴ビームを防ぐときに学位記を使って防ぐムーブは、オタク側がやり始めて勝手に続けていることなので、オタク側にも責任の一端はある。

・名古屋オタクと東京オタクの分断
今後も名古屋と東京の2拠点活動になることが予想されるが、名古屋のオタクと東京のオタクの認知度に差が出てしまうことが少し気がかりである。
例として挙げると、曲の方の「学歴の暴力」アレンジは東京で行われた2月末の新メンバーお披露目時が初公開であった。しかし、名古屋ではあずき生誕時に初めて知る人がほとんどであるように感じられた。東京と名古屋で1ヶ月のギャップが生まれてしまっているのである。地域毎の認知度に差があることにより、演者側・客側双方のモチベーションに影響しないかどうかが気になる。
客側がみな名古屋と東京を行ったり来たりすれば万事解決だとも思ったが、わざわざそんなことをするオタクは本当にレアケースらしい。

上記3点を解消するうえで個人的に大事だと思うのは「現場でお客さんに直接宣伝すること」と、「Twitter・ネットニュースなどで多数の人に拡散していくこと」両方やっていくのが良いのではないかと思っている。対面とオンラインの両面で情報発信していくのが良いように感じられる。
(炎上には気を付けられたし)

おわりに

がくぼは、元々メンバー自身の「救済」として始まった存在であったが、旧帝ハニーを経て、今は「各々が自己表現をしつつ、尚且つアイドルとしてより大きな存在にしていく」という目的に向かって進む、メンバーのための依り代的存在になっているのではないかと考える。

ここまで書いておいて何だが、本記事の内容はあくまで私の思い、有り体に言ってしまえば妄想でしかなく、メンバーの目的や考えについて、記載した内容とは食い違いがあるかもしれない。なので、またネットニュースなどを通してメンバーの内面を我々に届けてくれることを楽しみにしている。(fumufumu newsさんよろしくお願いします)

ただし、がくぼに対してメンバーそれぞれが真剣に向き合い、長所を伸ばし短所は改善しようとしていることは確かだと思っている。そんな彼女たちの姿勢があるからこそ、私はがくぼの現場に吸い込まれてしまうのである。

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