『シン・ウルトラマン』 樋口真嗣監督ティーチイン付き特別上映会 第46回日本アカデミー賞優秀作品賞受賞記念上映 参加レポート

参加できたので、Q&Aセッションを簡単にレポートします。

開催概要

日時:2023年2月18日(土) 11:00-
場所:T・ジョイPRINCE品川

構成

・『シン・ウルトラマン』本編上映
・樋口監督へのQ&A
・写真撮影

登壇者

樋口真嗣監督
東宝 西野智也プロデューサー
円谷 宣伝の方(名前を聞き漏らしました)

Q1. 映画というフォーマットで意識した点は?

A1. TVは30分のフォーマットで映画と終わらせ方が全然違う。TVは毎話この後どうなるんだろうで終われる。映画は溜まっていった謎をどこかで解決しないといけない。単発のおもしろさというものもある。ウルトラマンにも単発映画はあって、特に実相寺監督の作品は参考にさせてもらった。

Q2. もう一体、禍威獣を出せるとしたら?

A2. CGなどリソースの関係があって難しいがもし可能ならジラース。襟巻きを取って(ゴ○ラになる)のをやりたい。
『シン・ウルトラファイト』でもやろうとしていたが西野プロデューサーがとめた。

Q3. 次があるならどのウルトラマンをやりたい?

A3. (辺りを見回して)どのウルトラマンでもないウルトラマンをやりたい。ウルトラの父と出会う前のヤングウルトラの母をやりたい。白馬の王子のヤングウルトラの父と出会うストーリー。円谷の代々の社長に言うがいつも流される。(怪獣はでてくるか?)詳しくは考えていない。

Q4. 制作の際の裏話、面白エピソードは?

A5(西野P). 撮影は19年秋だったが、その後コロナで止まって大変だった。2020はコロナでほぼやれてない。21年、22年と制作して最後はなんでこんな忙しいんだとなった。VFXの人は最後の1分1秒まで制作していた。ダビング中も樋口監督がAfterEffetで作業していた。

絵が足りないから追加撮影したかったけど、マスクしているから撮れなかった。顔が印刷してあるマスクがほしい。

Q. オリジナルは39話でウルトラマンが人間を好きになることを描いたが、2時間で同じことをしないといけない中で工夫した点は?

A. 一目惚れという言葉がある様に、好きになる時は一瞬だったりする。神永をを通してウルトラマンが会う人はそんなに多くはないため、一番会う仲間を魅力的に描くようにした。

Q. 有岡君が新人俳優賞をとったが?

A. 英語のシーンはもっとあった。セリフは練習すれば入るが、数式を書くのが大変だった。でも監督はもっと早く書いて欲しいとリクエストした。


Q3の質問で、樋口監督が困って周りを見渡していたのが印象的でした。

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