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療養日記 2022年4月30日 『わんこ連れ金沢散策』

 タイトルから誤解を敢えて招くような書き方をしている。これではまるで僕が金沢に旅行に出たような思わせぶりで、なんだゴールデンウィークをそこそこ楽しんでるじゃないかと思われそう。

 今日は妻の作品を扱う店に納品に出かけた。ほとんど総入れ替えのようなものだ。このところレジンからだいぶ離れているので妻の新作には僕のレジン作品はない。と言うことはマスクチャームやピアスなどを新しく入れないと言う事でもある。この店が能見台にある。能見台は金沢区にある。なのでせっかくなら金沢区でわんこと遊べるようなところに連れて行かないとこの連休中首に縄つけてでもペット博に連れて行くから覚悟しろ行きたいと言うので連れて行くことに。そう言う訳で今日は金沢区散策に出た。

 少し早めに出てまずは追浜にある北原パン店で今日の昼食を調達。ここのパン屋は母校のキャンパスにも店を出していて学生の時もお世話になった、あの頃と全く変わらない味が今でも楽しめる。因みに追浜は横須賀市に入る。

 パンを調達すると能見台にある「Solama Zakka」と言うハンドメイド専門店へ品物の納品。なんと僕が作ったピアスも売れたらしい。

Solama Zakkaにて

 わんこの真上の芝生を敷いたボックスが妻のボックスで、マスククリップの売れ行きが一番いいらしい。

 妻のお仕事部分が終了するとその後はどこか連れてけモードに入るのでいくつか候補を先に考えておいた。まず最初に金沢シーサイドにあるシーサイドモールとその隣にある船だまり公園へ。ツツジをバックに写真を撮った。この場所には縁があり、自分が最後に勤めていた学校がすぐ近くにある。

ツツジをバックに

 公園で買ってきたパンを食べようかとも思ったが今日は風向きが悪くて臭く、ここでは写真を撮るだけに。この公園はそんな場所。風次第で長居するかさっさと立ち去るかが決まる。

 次に行ったのは称名寺。いわゆる「金沢文庫」だ。京急の駅もあるのでなんで「文庫」なのだろうと疑問に感じた人も多いと思う。地元の人は気軽に「文庫」と呼んでいる、その金沢文庫はこの称名寺があるのでそう呼ばれるようになった。簡単に書けば称名寺は北条家の文庫だったからだ。

 今年は大河で鎌倉がもてはやされているが、その頃金沢も鎌倉の一部だった。金沢区は横浜市内でもその立ち位置が特異で、鎌倉に属しながらも国は武蔵国に属していた。鎌倉なら普通は相州に属するものなのだが、そこが横浜市内の他の場所とはちょっと違う。あまり関係ないが横浜の南部は昔は鎌倉郡に属していて、今の横浜市のイナカの部分はたいてい昔は鎌倉だったところ。今年は鎌倉がブームなのでこの金沢文庫にもやってくる人が多い。

金沢文庫にて

 文庫の次は野島公園へ、ここは海沿いにテントサイトやバーベキューサイトがあり、また険しい坂を登ると展望台もある。この険しい坂、夜桜の名所でもある。今日はこの坂に挑んでみたくなった。

 両手に杖を持って自分自身を押し上げるようにして坂道を登る。途中は緑が多くてとても気持ち良い。そして展望台からの眺めもとても良い。学生の頃よく授業をサボってこの公園で昼間からビールを飲んでいたのを思い出す。あの頃まだ対岸に八景島なんてなかった。自分にとってはこの野島公園は思い出の場所だ。

野島山展望台

 野島公園の後は道路も混むので帰る。途中のスーパーで買い物をし、夕食はキムチチャーハンとプルコギと食事まで韓流になってしまった。

 大学の四年間、そして仕事でも通勤していたくらいに縁のある金沢区だったけと、このところご無沙汰していたので今日は楽しかった⬛︎

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