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伊勢佐木町の暑い夜

【療養日記2023 7月29日(土)】

 今日も目覚めてすぐに熱中症情報に目をやる。昨日と同じ昼からは「危険」の予報が出ていた。できるだけ早めに朝食を済ませてウォーキングに出た。早く出ているにかかわらず今日は朝から暑くてたまらない。もちろん短縮コースしか歩けない。

 午前中に母に面会をしに出かける。とにかく暑くて外に出るのが億劫だがせっかくの週末なので文春を持って施設に出かける。お昼前に行ったのに施設では昼食の時間中だった。思った以上に美味しそうな食事でこちらの方が空腹になる。

 帰ってきてから昼食。今日は夕食を伊勢佐木町で食べることにしていたので午後はどこにも行かずに休んでいた。

 妻が見つけてきた情報で、伊勢佐木町のラーメン二郎の向かいにわんこと入れるお店があり、今日と明日はうな丼が980円だということでわんこも連れてうなぎを食べに。日も傾きだしてから家を出て目当てのお店の前に以前良く行っていた伊勢佐木町のカフェ「まめや」でアイスコーヒーを飲んでからお店へ。

「まめや」はこのオブジェのすぐ近く、この場所はコーヒーの香りが漂っている

 そんな安い値段でうな丼なんてと思うが実際に食べられた。ここからはホンネであるが正直すき家などでも鰻は食べられる。これまではまだちょっとの贅沢と思って国産の鰻をこの日だけはと思い切って買っていたがそれもままならぬほどの値段につり上がりとにかく鰻が食べられればそれでいいやと妥協するようになった。

 正直うなぎの値段の上がり具合には辟易としているが、そんなことで大好きなものを我慢するのも馬鹿らしい。一年に一度の事なのだからどんなものであっても夏の土用の丑の日には鰻くらい食べてもいいじゃないと思い切って食べることに。

 ただし今年の夏の土用の丑の日は今日じゃなくて明日なんだけど。そこはあまりこだわらない。それと夏の土用の丑の日は鰻を食べるとは言うが実は「う」のつく食べ物が良いと言われていてそれがいつしかうなぎだけが目立つようになってしまった。

 「う」のつく食べ物というと牛、梅干し、瓜、うどんなど、これらも夏に食べるのがよいと言われていて科学的にも実証されている。

 各季節ごとに土用の丑の日にこれを食べるとよいというものがあり、夏は今も書いたように「う」の付くもの。春は「い」が付くものだという。秋が「た」で冬は「ひ」だというのをどこかで聞いたことがある(うろ覚えだったので改めて調べてみた)

 春には「いか」「いんげん豆」「いのしし」「いくら」なんてものがいいのだろうかね。秋なら「たぬきそば」「たこ」「たまご」「タッカルビ」(そりゃないだろう)。冬なら「ひつまぶし」「ひらめ」「ひょうたん漬け」と思いつくままに挙げてはみたが今ひとつ納得はいかない。

 うな丼を食べるとせっかく伊勢佐木町まで来たので横浜橋まで足をのばし、キムチを買ってきた。もうちょっと時間があったら楽しめたのに残念。

 今日はうなぎも楽しめたし、久しぶりにわんこと一緒に外出もできたしいつもと違う楽しい一日を過ごすことができたと思う。それにしても夜になって伊勢佐木あたりはどんどんとジメジメし始めて暑い夜だった■

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