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お遍路ウォーキング日記(72:三十三番雪蹊寺へ)

【2024年3月16日(土曜日) Day 72】

 今日は久しぶりにアプリのチェックを怠って札所を打ったのにそのままにしてしまった。以前も書いたがこの「お遍路ウォーキング」というアプリは札所を打つとその日はそこで止まってしまう。これを防ぐにはこまめにアプリをチェックする必要がある。

 昨日の時点で残り歩数は3,000歩未満だった。そのあたりで札所を打ったことをチェックしておけば次へと進める。これを怠るとこの後何千歩歩こうともその日はその札所で足踏みをするのだ。考えようによってはおっかないアプリだ。そして今日はこのおかげで九千歩近い足踏みをしてしまった。

 今日打った札所三十二番禅師峰ぜんじぶ寺の話をする。この寺の草創は聖武天皇の勅令で行基菩薩が開創した。海運の安全を願う寺を作れとの勅令であった。

 この寺は海沿いの小高い山中にあり、後に弘法がこの寺で修行をし、十一面観音菩薩像を彫りそれを本尊にし、禅師峰寺と名づけたという。この時の弘法の願いも海運の安全だった。

 更に後に土佐藩主山内家の帰依を受けて地域の海運を見守る観音様として慕われて現在に至る。

 この寺の縁起からしてもわかるようにこの寺からは太平洋がとにかくよく見える。ここに来てお詣りをしたら遠くまで見える海岸線(宇佐のあたりまで見える)は是非見てもらいたい絶景だ。

 そしてこの寺を打つと次は再び高知市内にも戻り住宅地に溶け込んだ三十三番雪蹊寺と三十四番種間寺が待っている■

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