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療養日記 2021年11月21日 『ハーブガーデン』

 去年の入院前、というよりもコロナ禍が始まるまではよく千葉の大多喜にあるハーブガーデンに行っていた。わんこも連れて行けるし、その頃妻はハーブに凝っていて資格も取ったんじゃなかったかな。影響された僕も職場でハーブディーばかり飲んでいた。専用のティーポットのようなものも持っていてそれに色んなお茶を茶筒や瓶に入れた物を持っていた。自分のデスクの中段はお茶でいっぱいだった。
今はもう仕事をしていないし、お茶を飲む習慣もなくなってしまってたまにミントティーや普通にのむ紅茶にちょっとだけカモミールを入れてみるなどなど、そんな程度しかしない。しかしそれでもトルコチャイだのは飲むことが多いか。コーヒーも好きだが訳のわからんお茶も好きである。
で、話はその大滝にあるハーブガーデンに一年半ぶりに行ってきた。毎月第三日曜日にマルシェが開かれる。どうせ行くのであればその時に行った方が楽しいだろうと思ったからだ。

大多喜ハーブガーデン

数多くの店が参加をしていたがほとんどのものはあまり我が家とは関わりもない。久しぶりに来てその間にハンドクラフトを趣味にしたのでそちらの方は見る目も変わったかも。以前だったら確実にスルーしていた。

 他にも自家製野菜、おにぎり、燻製などを出す店もあったし、コーヒーをその場で淹れてくれる屋台もあった。わんこ連れがかなり多く、妻のブログの読者ですと声をかけて来た人もいた。

 一通り回って少し早めの昼食。ここでの昼食はこれでもかとバジルペーストを効かせたパスタ「恋バジ」をいつも食べる。
大多喜ハーブガーデン名物「恋バジ」

 しかし正直言うと今日はしつこいくらいにルッコラが入っていてその分パスタが冷めちゃったのか、チーズがダマになっていて決して美味しい物ではなかった。何事もやりすぎはいい結果にはつながらない。
ハーブガーデンではこのジェノベーゼのペーストも売っていて、我が家はリングイネで食べ、トッピングはアボカドとベーコンにしているが、正直そっちの方が美味しい。今日の「恋バジ」の出来はあまり褒められた物じゃない。

 思う存分マルシェを楽しむと次は大多喜の道の駅に寄る。ここではきのこ類をだいたい買うが、地元のどら焼きがとても美味しいのでいつもそれを買って帰る。以前は直接お店まで買いに行っていたくらい。

 この道の駅は春になると筍がたくさん売られるが、それ以上に買い求める人が多くてすぐになくなってしまう。もう一つ食堂でオリジナルのメンマを作っていて売り物にはしていないがラーメンなどのメニューには入っている。

 その次に立ち寄ったのが上総中野駅。

上総中野駅

 この駅はちょうど大多喜から帰るときにいつも立ち寄る場所。ここに立ち寄っていたおかげで色んな縁もあった。写真の左の黄色い列車がいすみ鉄道、ここの運転手さんに犬好きの方がいてすっかり仲良くなったのと、この集落でお祭りがあったときにもやっぱりわんこ繋がりで仲良くなった地元の人もいた。この集落の神楽は小学生だけが参加でき、10月にあるお祭りのために地元の小学生は全員笛と太鼓ができる。

 ここはこのいすみ鉄道と右側の小湊鐵道それぞれの終着駅で、一日に数回だけ両方の列車がこうして連絡をする。秋のこのシーズンは沿線で紅葉が楽しめるのでけっこう多くの人がそれぞれの列車から降りてくるのだが、この中野の集落の人はほとんどいない。

 小一時間ほど中野の集落をふらふらと散歩し、日が暮れてから付近の養老渓谷周辺で紅葉のライトアップがあるのでそれを見て帰る。

 その次に行ったのはさらに暗くなってからで、小湊鐵道月崎駅の近くの本当に人里離れた普段であったら寂しすぎる場所にある「クオードの森」という場所で年末年始イルミネーションのイベントが今週から始まったのでのぞいてみた。

市原クオードの森のイルミネーション

ここのイルミネーションは知名度の割に規模が大きく、毎年ちょっとずつだが進化を続けている。ちょっとした穴場でもある。わんこは基本NGだが抱っこできるのならちょっとだけ見られる。駐車場からイルミ会場まではカートもNG。

 ここはイルミも楽しみにしているが、イルミを見ずともお土産のコーナーに地元の野菜やたくあん、切り餅なども売られているし、豚汁と焼き芋も食べられ、焚き火に当たりながら食べられる。この時期はまだいいが、場所が深い森の中でおそらく谷でもあるのでクリスマスの頃はかなり夜ともなると冷える。

 ここには「かも菜」という壬生菜によく似たお漬物があり、それを毎回一番楽しみにしている。この一帯加茂地方と呼ばれているので本当に土地の食べ物なのがわかる。ところがかも菜はまだ時期が早かったようで昨日は買えなかった。ということは今年おそらくもう一度行くのではないかと思う。

 クオードの森で豚汁とイルミを楽しみ、焼き芋まで食べて次は先週も行った久留里のスーパーに立ち寄り、君津でラーメンも食べてアクアラインを通って帰ってきた。久留里のスーパーは時々掘り出し物が手に入る上に、ここで作っている卵焼きが美味しい。ちなみに昨日は鶏もも肉と白モツ1キロでそれぞれ480円というちょっと頭がおかしい値段で売られていたので立ち寄って正解だった。そんなわけで今晩は鶏鍋、週末はもつ煮かもつ鍋が必至かな。

 以上書いたように房総に行くと我が家は大多喜、久留里を中心にこれだけ楽しんで帰ってこられる。昨日は行かなかったが大多喜の町並みは城下町らしいたたずまいがあってよくわんこを散歩に連れて行っていたし、市原には別の安いスーパーがあったりと我が家なりの楽しみがある■

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