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お遍路ウォーキング日記(22:十八番恩山寺へ ③)

【2024年1月25日(木曜日) Day 22】

 現在地は徳島市から小松島市に入っている。経験上札所十八番恩山寺は小松島市に入るともうすぐという感じがする。もう暫く国道55号線を南下し、この先の芝生川を越えたら国道から逸れる。

 今日は昨日も書いた通りすでに打ったがまだ紹介をしていない札所十七番井戸寺について簡単に書く。

 この寺は7世紀に天武天皇の勅命で建立された勅願寺で、のちに弘法がこの地の水不足を解消させるために錫杖しゃくじょうで井戸を掘り水の問題を解決させたことからこの一帯を井戸村と呼び、寺も井戸寺と改名したと言われている。その後数回戦火で焼失し17世紀に再興する。

 この寺には弘法が掘ったと言われる「面影の井戸」があり、のぞき込んで自分が映れば無病息災、映らなければ病で患うと言われている。

 数度この寺には来ているが暑すぎる日、大雨の日、酷く寒い日と印象に残りすぎている。わんこを連れて来たとき、読経をする我々の後ろで大人しくしていた姿にお寺の人が感心してくださり、行儀の良いわんこにこれをと言って錦札をもらったことがある。

 錦札は巡礼100周以上の大先達が使う札だがこれを手にしたものはそれだけでも十分なご利益ありと言われ、札所の納経箱から金、銀、錦札を持ち去るお札泥棒もいるくらいで入手困難なものである。

 我が家は錦札をこの井戸寺と四十番観自在寺で頂いている。なかなか頂けるものでもないので大事にしている。

 早ければ明日、または明後日くらいには十八番恩山寺を打つと思う■

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