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療養日記 2022年8月31日 『さよなら夏の日』

 施設に入っている母の定期検診で朝から横浜医療センターに行く。10数年前にペースメーカーを入れていてその定期検診だ。

 そのペースメーカーを入れた時のことも良く覚えている。あれは夫婦で何が大切なものを買いに藤沢まで出かけた時、藤沢に着いてすぐに電話があった。苦しいのですぐに来てくれという事でとんぼ返りで家に戻る。それまでも母は時折息苦しさを訴える事があったが電話を寄越すのは始めただった。母には心臓病の既往症があった。

 救急車を呼んですぐ目と鼻の先にある横浜医療センターへ行く。救命センターに運ばれてそこからアンギオ室へ運ばれた。その後なんの説明もなく数時間待たされた事を覚えている。

 だいぶ待たされた後にペースメーカーを入れたということを知らされ、そのまま母は緊急病棟へ入り、翌日からは一般病棟へ移った。アンギオ室では特殊な検査をしたのだろうが、どこでペースメーカーを入れたのかはわからない。

 そんなわけで定期検診はそのペースメーカーがちゃんと作動しているかを調べるものだった。当初の予定では僕が最初に入院をした年、2020年の12月にバッテリー交換の為に入院する予定だった。その際親子共々入院はシャレにならんと冗談で言っていた。直前の検査でバッテリーはまだしばらく持ちそうだとの事で入院は中止となる。

 それから一年、定期検診の一週間前に母は転倒をして横浜医療センターに入院。しかしいつまでも入院はできないので別の病院へ転院を繰り返し今に至っている。その間ペースメーカーの検診はしておらず今回に至った。

 今回そのペースメーカーのバッテリーが切れる直前だとわかり緊急入院をする事となる。いきなりの入院なのでちょっと驚くも、以前に回避したものが巡ってきたかと思えば仕方のない事だ。

 入院手続きも流石に慣れてしまい午後には母は入院。来週初めには退院の予定。

 こちらは近くのマクドでお昼を買って家で食べる。今日1日はこんな事で終わった。今月もこれで終わり。8月が終われば夏も終わることにしている。明日からはどんなに暑かろうが秋だ(明日はかなり暑いらしいが)。

 明日は一年で一番嫌いな日の為に日記は休み。次の日記は「2022年秋の日記」に書く予定■

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