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お遍路ウォーキング日記(8:十一番藤井寺へ ②)

【2024年1月11日(木曜日) Day 8】

 流石に今日はこれまでとは違いまだ札所を打てていない。位置的にはまだ吉野川を渡る手前。明日うまく行けば藤井寺を打つ事ができそうである。

 今日は札所五番地蔵寺について簡単に書く。この寺は弘法が勝軍地蔵菩薩を本尊として開基した寺で鎌倉時代までは源氏や地元の豪族などの支えで寺領を拡大させていったが、戦国の乱世の折に長宗我部元親による戦火で焼き払われてしまった。

 その後再び寺領を拡大させ、18世紀には五百羅漢堂もできて寺は復興するも、1915年、参拝者による失火から五百羅漢堂は消失、200体ほどの羅漢像を残し今に至る。

 五百羅漢堂は地蔵寺の奥の院という位置づけで今でも地蔵寺を語る上では切り離せぬ存在だ。四国の中でも最大規模を誇る。


 話は藤井寺に戻すがこの後すぐに吉野川を越えて対岸の鴨島町(現在は吉野川市)に入る。この先は札所十二番焼山しょうさん寺へ向かいひたすら山の中を進む。そして焼山寺の次、十三番大日寺はひたすら東へと進む■

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