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お遍路ウォーキング日記(17:十三番大日寺へ ⑤)

【2024年1月20日(土曜日)Day 17】

 今日は昼前から雨が降り始め予定していた外出はなく代わりに車で出かける用事に切り替えたこともあり歩数は殆どない。予定なら今日くらいには札所十三番大日寺を打てただろうと思う。

 今日は昨日の続き、遍路の装備について昨日の続きを書こうと思ったが、その前に昨日の遍路の装飾品の中に「輪袈裟わげさ」「数珠」というものを忘れていたので今日はそちらを先に書く。頭陀袋ずだぶくろの中身についてはまた日を改めて。

 輪袈裟は法衣の上から首に掛ける簡易式の袈裟のことだ。袈裟というのは僧侶が身につける法衣のことで、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」などという言葉もあるくらいで僧侶は然るべき場所に出るときには必ず身につけている。それの略装だということを知った上で遍路はこれを身につけている。道中ははずしてお詣りの際に身につける人もいれば、常に身につけている人もいる。トイレに行くときだけは外す事にしている。

 もう一つには数珠がある。こちらも札所をお詣りする際には必要なものだ。一番寺遍路用品コーナーや門前にある遍路用品店でも売っているが数珠を持っている人は自分のものを持って行けばいいと思うかも知れないが、巡礼で使う数珠は真言宗の本式数珠でこちらを持つ方が良いとされている。一般に持つ数珠は略式のものだ。

 数珠は手に持つもので間違ってもネックレスのように首に掛けるものではない。また他人のものを借りる事もできない。自分だけを守ってくれる物と考えられている。

 この二つに関しては家にあると言ったシロモノでもないので巡礼用品店で買う必要がある。一番霊山寺の納経所、霊山寺の駐車場脇にある巡礼用品店(この二つはお寺の運営)霊山寺門前にある巡礼用品店などに白衣、笈摺、金剛杖などと一緒に売られている。札所二番極楽寺の納経所にも巡礼用品が置いてあったが最近になって納経所の場所が変わったので現状はわからない。

 金剛杖は持たない人も最近は多くなったがさすがに輪袈裟と数珠は持たないといけないと思う。巡礼も最初は要り用の物が多く出費も大きいが一度そろえてしまえば何度も使える物が多い。





 




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