【お店】商品の種類数を絞ることにした

こんにちは!るららです。
いつもお読みいただきありがとうございます!

今日は、木曜日。いつもならいまごろ、パン屋さんで働いているのですが、今日は臨時休業ということで、おやすみの日です。

ということで昨日、お昼過ぎに仕事を終えてから
おもいっきり自分の時間を楽しんでいます。

今、とあるコーヒー専門店で過ごしています。素敵な場所です。

そしたら急に、最近なんとなく考えていたことに、
自分なりの答えが浮かんできた気がします。

考えていたのは漠然と、
「やりたいことが最近多いな」ということでしたが、
それに対し今日考えたことを、まとめて書きたいなと思います。

欲張りな人間が領域を定めた

まず私は基本的に、人一倍欲張りな人間だと思います。
よく言うと、好奇心旺盛、そして自由。
悪く言うと、手広すぎるとか、軸がないとか言われます。

そんな自分が、
パン、サンドイッチ、そしてピクニック、というテーマと巡り会えたことは、本当に幸運でした。

これまで、なんでもやりたい、どんなものにも興味がある、という無法地帯に広がる好奇心をどう扱っていいのか
自分でもよくわかりませんでした。

しかし今は一貫したテーマの中で、好奇心をコントロールできるようになりました。

買う本も、調べることも、会う人との会話も、
テーマに基づくものにいつのまにか変わり、
自分の中には、「私=〇〇(何者か)」といえるものができてきたと思います。

しかしまだ、やりたいことが多すぎる

現状の漠然とした課題感として、
2022年からお店を始めてから「やりたいこと」がどんどん増えていく。

やりたいことの範囲も、幅広く、
私のブランドで展開したい事業テーマから、お店で出すメニューに至るまで。

事業テーマは、思考と実行に時間を要する前提なので一旦置いておくとして

商品の種類については、「やりたいことはすぐに実行しよう」
という姿勢で、どんどんと増やしている状況でした。

具体的に、プレオープンした1月は食パンの生地を使った3種類のみだったところから、
3月終わりの前回は、7種類まで増やしました。
さらに、新しいサンドの試作も行いました。

エネルギーの総量と限界

種類を増やしながら、思うことがありました。

それは、いまのままでは限界が来るということ。
それは具体的に、以下3つの限界に分けられます。

・材料調達や、仕込みにかける、準備時間の限界
・当日作る、梱包する、販売する、撤退する時間の限界
そして、
・商品を丁寧に大切に作るというエネルギーの限界

2つめまでは、イメージしやすいと思います。

私は現在、シェアキッチンで週に1回、月3回営業というスタイルをとっているため、材料は、使い切れる量を直前に購入・準備し、

梱包材などの荷物も、必要最小限の個数を
前日までに準備し、持っていきます。

なので、種類が増えれば増えるほど、管理する食材や持ち物の数は増え、
準備時間は、当たり前ですが増えていくことになります。

今、展開している量であればなんとかこなせますが
前日までの稼働可能な時間は決まっているので、種類を著しく増やすことは不可能です。

そして、3点目の、自分のエネルギー問題は、
一番管理が難しく、同時に最も大切だと思います。

なぜなら、私の直近の目標である
「お店を継続する」ことにダイレクトに関わってくる問題だからです。

かつ難題なのは、時間として計れたり、成果物として目に見えるものではないので、自分で感じるしかありません。

エネルギーを注ぐ中心点を決める

自分には一週間の中で、使えるエネルギーの総量がある程度決まっており、
そのエネルギーは自分が、自分らしくやりたいことをやる瞬間、
最大限流れてるものだと思っています。

お店を出すこと、パンを作ることは、
私にとってやりたいことだから、

今、私のそれはマックスに溢れ流れており、
だからこそ毎日、幸せに過ごせているのだと思います。

そんな中、次に重要になるのは、
溢れるエネルギーを、何にどのくらい、どのように分配するかを、
見えないけど意識的に決断していくことだと思います。

そして2月からお店を運営して、まだ日は浅いけど今感じることは、

「商品を心を込めて丁寧に作ること」

ここにエネルギーを集中したいということでした。

なぜここかというと、
これだけは、お客様と私のブランドをつなげるリアルな点だと思うからです。

もちろん他にも、エネルギーを注ぐべきことはたくさんありますが
すべて間接的で、ダイレクトではない。

・パン屋さんで働く修行時間
・ブランドの今と未来を考える、しょぼい起業家としての思考時間
・お店を運営するために必要な諸々をこなす時間

当日、お客様の笑顔につながる商品を作る時間
ここにエネルギーをかけたい。

商品のカテゴリーを決める

この中心点を定めた時、すぐに決めたのは、
お店でお作りする商品の種類を絞ろう

この決断でした。

自分のエネルギー量が限られる中、事前に準備をしたり、考えたりする幅を
事前に定めてしまうことで、

ある一定の余白が、必ず自分の中で残るようにする。

その余白を、当日商品を作る時の気持ちのゆとりに充てたい。

そして決めた、商品のラインナップは以下。
サンドイッチのメニューを、3つのカテゴリーに分けて
考えることにしました。

画像1

定番5種類 + 季節を味わう1種類を作る

まず、オープンから現在まで、愛していただけている定番のメニューを
毎回同じ心で、同じ味で作る努力をします。

そして、一方で私のお店のミッションである
「ワクワクする日常を作る」ために、
時間の経過と共に移りゆくメニューの枠として
「季節サンド」というカテゴリーを作りました。

春なら桜、、夏は、夏野菜、秋ならいちじくとか、冬はホットサンドなど
その時その場所でしか味わえない商品を考え
自分のその時の力を注いだ商品にして、届けたい。

この定番と季節を組み合わせて展開することで
いつ来ていただいても、同じメニューで安心する要素と、
ちょっと変化があって、ワクワクする要素の2つを実現したいと思います。


商品設計は、これから変わっていくと思いますが、
今回の記事で一番書きたかったのは、

もっと、お客様にとって、丁寧でシンプルなお店づくりになるように、
私自身、商品づくりに対して、時間をかけて整理をしていきたいということです。

そして結果、自分のエネルギーを正しい方向へ意識的に注ぐことで
お客様にそれが、伝わるような運営をしたい、ということです。

自分の中で、自分が大切にすることに対して
どれだけ考え抜いたかという時間と事実が全てだと思うから、

まだ未完で、これからも未完な自分のブランドを、
とことん考え抜いていきたい。

4月から、またお店の営業をさせていただきます。
とにかく楽しみ、お客様に、美味しいサンドイッチをお届けしたい。

これからも、よろしくお願いいたします。頑張ります!




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