新しい出会いと、捨てるもの

こんにちは!るららです。
実は、先週土曜日、パン屋さんを終えてから
飛行機で鳥取に行き、火曜日の夜帰りました。

鳥取への旅

なぜいきなり鳥取かというと、
とある本を読んでから、ずっと
『タルマーリー』というパン屋さんに行きたかったからです。

「ちいさくてもほんとうのことがしたい」
というブレない思いを持って、
できるだけ近くでとれた、小麦をはじめ材料にこだわり、
なんと粉にするところから工房で行う。

そして、売られているインスタントドライイーストではなくて、
自然の中から菌を採取して、それでパンを膨らませる。

いいものを仕入れて、まっとうな価格をつけて
お客さんに届ける。

そして、特徴的なのは
「利益を出さないこと」

この本の中で、腐るものが自然なもので
腐らないものは、人工的なもので害にもなるうる。その最たる例が、お金だというのです。

このすべての理念にものすごく共感をして、

私はいつの間にかこのパン屋さんのファンになっていました。

工房見学のアポ

2ヶ月近く前にフライトのチケットを取って
1ヶ月前くらいに、だめもとでタルマーリーさんにメールをしました。

すると、5時以降であれば工房見学していいと言ってもらえたので、
迷わず、「5時から行きます!」

飛行機に乗り遅れる

今回の旅は、初めはどうなることかと思いました。
しばらく飛行機に乗ってなくて、
20分前くらいに空港行けば間に合うよね〜と余裕で家を出ると、

20分前は、保安検査所通過の締切時間、笑

慌てて、事前に電話して、
検査所に行くと、しばらくANAの方もあたふたしていろんなところに電話して、

真剣な顔でこういわれました。

「お客様は、こちらのフライトに、お乗りになることができません。」(16:40発)

、、、、、

え、、、!!!うそ、、
明日の朝5時にはタルマーリーに行きたいのに。
(家出るののんびりしすぎた自分がどう考えても悪い)

すると、またカチカチパソコンをいじってから
ANAのお姉さんが、

「しかし、19:15のフライトであれば、金額はそのままでお乗りいただくことができます。」

この時は本当に安堵しました。

そのあと、空港で予約していたレンタカーを手配し直したり、カフェでゆっくりしたり、夕飯を食べたりして、いざ出発。

珈琲×カフェ×宿泊

今回泊まったのは、普段は自家焙煎珈琲を提供してるカフェを、一軒家そのまま貸し切れて、そこで宿泊もできるという家でした。

そこに着いたのは、夜22時をすぎていましたが
あまりのおしゃれ空間には感動しました。

とにかく素敵な空間で、
インスピレーションたくさん得ることができました。

いざ見学

5時に、工房へ。
詳しいことは心に秘めますが、
とにかくすごかった。あるゆることが、今まで見ていたパン作りと違って見えた。

まず、ゴミが出ない。
音が静か。
そして、生地の扱いがやさしい。

そして、、職人たちがかっこいい。

本気で、でも気さくでやさしい。穏やかだけど情熱的。

本気で鳥取移住を考えた

結局、お仕事をほぼ見せてもらい、サンドイッチやパンをほぼすべてか?くらいたくさん買い
その味にも驚きました。

感動。

その次の日は、もう一つの店舗へ行くと偶然オーナーもいて
たくさん話ができて。

ある意味運命的というか、不思議な濃い出会いに

一瞬あたまがからっぽになって、

ここで、ひたすら毎日パンを焼き修行をしたい

そう思ってしまいました。

一緒についてきてくれた彼にも

「ねえ、鳥取、難しい?」と本気で聞いて彼も本気で悩みはじめ2人でうーんと。

今は捨てると決めたこと

でも、帰ってきてから数日、
考えて捨てたのは、「雇われた身での修行」という選択肢。

本気だったんですよ、修行本気でしたいと
その時は本当に思った。

でも、自分のシェアキッチンでやらせていただいてるお店のことを考えたり
そこに通ってくれるお客さんの顔
そしてなにより、自分がワクワクすることを一生懸命考えると、、

自由と、自分が主体となる経営、お店作り
それが私のやりたいことで、
もちろんパン作りは極めたいけど
それは、パン教室の先生に本気でついていけば
絶対に環境に縛られなくても技術習得は可能だと思った。

だから、私は改めて

「雇われる身での修行」を「捨てる」
と決めた。(いまのところ。)

前に進んだ気がした

こうして、すごく大きな出会いがあって
感じることがあって、とても悩むことがあって
考えた挙句出した決断によって、私の人生は前に進むなーと思いました。

だからこそ、そもそも私にとっては

大きな出会いを生むような旅をすることや
挑戦をすることは何よりも大切で。

すべての原動力となる。

これからも、悩むこと、立ち止まることを恐れずに
いろんなチャンスに手を伸ばしていきたいなと思います!

とにかく7月から、結構大きくPicnic Basketは変わる予定です。
地味だけど一つずつ前進していくので

これからもよろしくお願いします!

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