よく間違えられるが私は女だ
男顔のせいなのか、子供の頃からよく性別を間違えられた。高学年になって髪を伸ばしスカートを履いていても、うちに訪ねてきたセールスマンに、「えーと、ボク? ワタシかな?」と尋ねられた。まさかセールス先の子供に喧嘩を売っていたわけではあるまい。彼は本気で私の性別がわからなかったのだ。
そして、顔写真を公開しないネット上でも性別を間違えられる。女性名のペンネームで小説を書いていても男だと思われるのだ。
「あなたは本当は男性なのに、性別を詐称している!」と糾弾されたことがある。