深読み:写鏡

When you are rebelling against somebody else, you are not rebelling against anybody except yourself.  It’s just because you can’t see and accept your own fault that you are projecting it on people around you.  That’s what Krishna is saying:  from desire, anger comes forth and explodes!  But when your mind is controlled, then you don’t disturb anybody.  You bring peace for the people around you also.

Bhakti Marga’s Bhagavad Gita Essentials

アートマクリヤヨーガ実習の後は、バガヴァッド・ギーターを読んでいます。

日常でも「他人は写鏡」と戒めの言葉が囁かれます。僕にとってこれは最も難しい課題でもあります。中島みゆきの「ファイト!」の歌詞にもあるように、「私の敵は私です」ってことなんです。こんな難しいことを課題として与えてくださるグルジ、ひいては神様はやはり最高の存在と思います。

それにしても、「私」ってのも定義が難しいです。西洋の哲学なんか、私、他者、神、現在、過去、未来、これらの定義のために何千年議論しているのでしょうか。仏教では、絶対的な「私」がなかったりします。

ヨーガの場合も簡単ではないのは変わりませんが、言葉によって定義する方向性ではありません。私を私と思わせているマインドを統御し、純化することを薦めます。「いつだって頭脳明晰で、ぶれません」って自信のある人もおられるでしょう。しかし、そんな人でも高いレベルでの統御や純化はできるかもしれません。

人間関係がギスギスするのは、「全ては汝の心の乱れのせい」と言い換えることができます。気が付かない些細なところで自分のマインドとハートとボディの調和が取れていないのでしょう。

普通の生活をしながら、ギーターを理解するのは至難の技と言われます。理解するというのは体現するという意味です。

世間では、人生の生き方や魂については教えてくれません。そう言ったことを知りたいなら、どうしたらいいでしょうか。自然と答えは絞られてくると思います。


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