深読み:坐禅会

月に一回の坐禅会に参加しました。先月は仕事で忙しく不参加。8月は坐禅会がなかったので、3ヶ月ぶりでした。しかも今日は住職さんが不在で、参加者だけで行いました。
久しぶりだったためか、少し集中力に欠けた気がしました。雑念が多すぎて、だめだなぁと思いました。
坐禅後に、参加者の年配のおじさんと少しお話ししました。こちらが「仕事が忙しくて」と言うと、「忙しいってのは、幸せなことじゃないか。毎日、日曜日みたいな生活も大変じゃぞ」と返されました。
忙しいと言うのは、坐禅とは真逆の状況ではあるのですが、ふと我にかえるような言葉でした。
色んな人がそれぞれに坐る時間。上もなく、下もなく、自分と向き合う時間。
何歳になっても一人前になったなんて思えないのかもしれません。結果を示さないことが修行の本質とも言われます。
効率性、生産性ばかりが叫ばれる社会での生活。いつのまにか自分もそんな雰囲気に飲み込まれていることに気がつきました。

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