灘のけんか祭り:神輿新調鑿入祭
鑿入祭
「灘のけんか祭り」として知られる松原八幡神社(姫路市白浜町)の神輿三基が、16年ぶりに神輿が新調されることが決定し、新調を担当する旧宇佐崎村氏子による鑿入祭が執り行われました。
拝殿内で神事が厳粛に執り行われた後、村の総代と役員による挨拶があり、拝殿前で宇佐崎村の練り子による「神輿合わせ」を模した軽い練り合わせが行われました。
神輿練り合わせ・搬送・引き渡し
「一の丸」は新調製作を担当する河野屋台製作所の事務所兼作業場まで宇佐崎練り子らによって巡行、引き渡しが行われました。「二の丸」、「三の丸」は一旦、神輿蔵に収納されました。
それにしても神輿も相当重量があるようで、担ぎ上げるのも一苦労のようでした。この神輿をあれだけ激しくぶつけ合うのですから、さすがとしか言いようがありません。今回間近で「灘の神輿練り」が見られたのはラッキーでした。
神輿新調
灘(松原八幡神社の氏子地域)にはかつては7つ村があり、現代でも祭りの際には旧村の区分に従っています。旧七ヵ村が7年に一度神輿行事を担当することを年番(練り番)と呼びます。
今年は、旧宇佐崎村が年番です。そして、宇佐崎村には江戸時代には灘を管轄する大庄屋役所「宇佐崎組」が置かれ、宇佐崎の村人が代々この職を務めてきました。その関係から、神輿の新調は宇佐崎の年番の年に行われるのが慣例になってきました。
動画
参考
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