深読み:オリンピック

北京オリンピックでの日本人選手のご活躍にとても感動しています。特にフィギュアスケート、カーリングは固唾を飲んで見守っています。
僕は10代の頃こんな風に考えたことがあります。

人類皆兄弟というなら、国の縛りなんか、本来は必要ないはずなのに、どうして自国の選手ばかり贔屓するのだろうか、と。

今でもたまにそう思うことがあります。でも同じような環境で生活しながらも、日々厳しい練習に耐え抜いて、世界の競合選手たちと肩を並べるような選手が同郷から出てきたなら、自分も努力すればもしかして何かできるようになるのかもしれないと勇気づけられる気がします。なのでその選手に自分を投影するような気持ちで日本人選手を応援するようになるのかもと思ったりも。
試合後のインタビューでも選手たちは、周りで自分を支えてきてくれた人に感謝を述べる場面があり、とても感動する一場面です。競技仲間、コーチ、ご両親、保護者、ご家族、配偶者、子ども、兄弟姉妹、周りで応援する人たちがいます。
フィギュア女子では、ドーピング疑惑の件は色んな意味で後味が悪かったです。僕はフィギュアスケートという競技自体が好きなので、どの国の選手でも応援しています。しかし、今まで素晴らしい演技をしていた選手が、その理由がなんであれ、本来の演技が氷上で、できなくなる姿を見るのは、ツラかったです。選手がそういう事態に陥らないようになんとかしてあげることはできなかったのだろうかと思いました。

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