深読み:アートマ・カラカ


インド占星術を少しだけ勉強しており、以下は覚え書き・整理目的のノートです。


アートマ・カラカ

土星

獅子座在住/プールヴァ・パールグニー 緯度24°35' Pada=4(蠍座)。土星は7室(山羊座)・8室(水瓶座)の支配星。

アートマ・カーラカとは「今回の人生においてもっとも主要な影響力を振るう要素(惑星)」。誕生日時の時の各惑星の緯度の最も高い惑星。

ナクシャトラ

蟹座在住/アシュレーシャ 緯度20°24' Pada=2(山羊座)

ナクシャトラとは、地球から見た月の通り道である白道をを27に分けたもの。

ヴィムショッタリ・ダシャー

9つの惑星に6年から20年の期間を与え、合計120年で一回りする周期技法。9分割(マハーダシャー/MD)をさらに9つに細分化したものをアンタラダシャー(AD)と言います。

マハーダシャー(MD)

水星期:0〜12歳
ケートゥ期:12〜19歳
金星期:19〜39歳
太陽期:39〜45歳
月期:45〜55歳
火星期:55〜62歳
ラーフ期:62〜80歳
木星期:80〜96歳
土星期:96〜113歳

自己分析

アートマカルカである土星は、苦悩、忍耐、悲しみ、民主主義、奉仕、安定などを象意しています。

苦しいことがあったと思われる時期

年齢:17歳〜18歳 勉強関係・友達関係 MDケートゥ期ーAD土星期
年齢:29歳〜30歳 学問関係・人間関係 MD金星期ーAD土星期
年齢:42歳 仕事関係・人間関係 MD太陽期ーAD土星期

物事を成し遂げた出来事、良い展開があった時期

年齢:30歳〜31歳 学問関係 MD金星期ーAD木星期
年齢:37歳〜38歳 人間関係 MD金星期ーAD水星期 
年齢:42歳 仕事関係 MD太陽期ーAD水星期 
年齢:44歳 芸術関係 MD太陽期ーAD金星期 

いい意味で思わぬ展開があった時期

年齢40歳 師匠関係 MD太陽期ーAD火星期

アンタラダシャー(AD)が土星期

あくまで後付けですので、かなり主観的ではありますが、苦しかったと記憶している時期には、アンタラダシャー(AD)が土星期でした。特に思春期の時期は、マハーダシャー(MD)がケートゥ期で、これは悪い場合は、精神的苦痛、病気、低レベルの人との交際が起こり得ます。土星は、いい場合は、宗教的探究、学習と富、地位の向上がありますが、悪い場合は、恐怖、不吉な出来事などが起こるとされます。

MDが金星・太陽、ADが木星・水星・金星

一方、達成や良い展開があったと思われる時期は、MDやADが木星期や水星期、金星期でした。金星は芸術関係に影響すると言われます。木星は学問や師匠を象意します。水星は教育、合理性を象意します。
やはりADの土星期には試練や忍耐を学ばせる出来事が多かったのかも知れません。土星期を乗り越えた後に、達成できたことや良い展開が起こっているようなので、必要な試練といえばそうなのかも知れません。

参考文献・サイト

本多信明(2010)基礎からはじめるインド占星術入門. 説話社.
https://www.ayurvedalife.jp/indian_jyotish/





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