深読み:セミ

甥と虫取りをしました。オオシオカラトンボを採集しました。アブラゼミを捕獲したときに、胴体に2つほど繭がくっついていました。おそらく、ゼミヤドリガの幼虫が寄生していると思われます。
99%以上がヒグラシに寄生すると言われますが、今回はアブラムシに二個体でした。
いつセミに寄生するかですが、セミが樹木の幹などに止まる際に、翅の振動などを感じてガの幼虫(ウジ)が孵化し、取り付くようです。
純白の蝋状物質でできた綿毛で背面が被われていたので、5齢幼虫の蛹化前の成長ステージだったと思います。
セミはセミヤドリガの寄生が直接の原因になって死んでしまうことはないそうですが、全くデメリットがないのだろうかと不思議です。

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