深読み:B'zの歌詞で好きなフレーズ

B'zの歌詞で好きなフレーズ

1.  もしもあなたの心が 身軽なものなら 
そこに長居は無用さ baby, here we go!
「孤独のRunaway」

この頃のB'zは、松本さんのギターがすごかった。リミックスでより一層ギターを引き立てた編集になった。この曲に関して言えば、稲葉さんのボーカルが隠れないようにうまくアレンジしているように思う。でも、下手すると、ヘヴィメタになってしまうので、これくらいがベストだと思う。
2. また考えすぎのムシが じわりじわりと湧いてきて
僕は僕自身に 一日分の言い訳を始める
「ZERO」

グルーブ感のあるロック。イントロや間奏のラップなど、実はダンサンブルな曲でもある。隙間ができてしまいそうなところを、稲葉さんの歌と歌詞で、いい雰囲気になっている。歌詞は内省的、もっというなら女々しい。激しい曲ほど、内省的で弱気な内容の歌詞になるのがB'zの魅力。
3.  みんな生まれも育ちも違っているし
ベッタリくっつくのは好きじゃない
「Brotherhood」

玉置浩二の「田園」を思わせるような応援歌。歌詞に勇気付けられる。「Run」や「Guitar Kids Rhapsody」「Pleasure '91」など、仲間のことを歌う場合の歌詞が、B'z中でも一番力強く、美しいと個人的に思う。
4.  社会ってのは教科書で読むよりも 厳しく冷たい遠慮などない
「ゴールデンルーキー」

新社会人にために作ったかのような歌詞。でも、誰にでもいつでも伝わりそうな温かいメッセージ。「Survive」にも通じるような慰めてくれる内容の曲。
5. 来世はない 今だけが どこまでも続く
「X」

アジアンチックな曲調の「The Circle」の次の曲。輪廻転生のことを歌っているようでもあり、「来世はない」ってのが、稲葉さんらしい。ジョン・レノンの「God」にも通じるような刹那に生きる「ザ・ロック」な歌詞。今を一生懸命やれってことだと思う。悟りを開かないところが、本人たちの成熟度を表していると思う。

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