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家庭:そうめん

地元の伝統産業である、そうめんの資料館に行ってきました。
子どもが麺類が大好きなので、そうめんも好きで、どうせなら、手延べの様子を見せてあげようと思い、また自分の勉強も兼ねていきました。
小麦に食塩を加えてからこねることで、生地を作るところは、フランスパンあたりと共通していますが、低温で熟成をさせながら、あの細さまで延ばして行く工程は、日本人のマメな性分が活かされた食べ物だと思いました。
無駄な物をどんどん削ぎ落としていくのは和食や日本の俳句の特徴とも言われます。必要最低限の綿実湯油を加えて、短時間の熟成を繰り返しながら、コシを持たせる、その意味では、非常にストイックな食べ物です。禅に通じるような精神がありますね。

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