回顧:モロゾフ

小さい頃の思い出というのは、色々影響するのかもしれません。

両親の家庭から、私は大切な思い出だけをたずさえて巣立った。なぜなら、人間にとって、両親の家庭での最初の幼時期の思い出くらい貴重な思い出はないからである。それはほとんどいつもそうなのであって、家庭内に結びつきのほんのわずかな愛さえあれば足りるのである。もっとも劣悪な家庭の生まれであったとしても、大切な思い出というものは、本人の心がそれを探し出す力をもっているならば、心に保たれているものなのである」(14;264)
カラマーゾフの兄弟

デパートで買い物をしてモロゾフで休憩するというのは、定番のようになっていて、とても楽しいひと時です。

ハチミツ、フランスパン、コーヒーの香りもしまた幼い頃から知らず知らずのうちに自分の血となり肉となっていたのかもしれません。少し大袈裟かもしれませんが。

中学校の夏休みには、ショッピングモールのフードコートのカレー屋さんの外国国籍の店員さん、多分ネパールかインド出身の方だと思いますが、なぜかインドに行きたいと思い始めていました。

日本は島国ですが、江戸時代そうであったように、異国への憧れの強い国民かも知れません。舶来の物品や食べ物から色々想いを馳せてしまうところがあります。

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