深読み:カラカムシャ・ラグナ

カラカムシャ・ラグナは、特に南インドではかなり重要視されています。適職探しに利用できます。

カラカムシャ・ラグナの導出方法
1. アートマ・カラカを探す
ラーシで、最も度数が高い星(アートマ・カラカ:AK)を探します。
→土星

2. ナヴァムシャ・チャートでの星座
その惑星をナヴァムシャ・チャートでどの星座にあるか探します。
→蠍座

3. カラカムシャ(スワムシャ)
ナヴァムシャにおいて、アートマカラカが在住する星座がカラカムシャ(または、スワムシャ)。

4. カラカムシャ・ラグナ
このカラカムシャ(スワムシャ)の星座をラーシに持ってきて、そこがカラカムシャ・ラグナになる。

自己分析

1室蠍座から10番目の獅子座には、土星と木星がある。10室は、社会的使命、専門職などを象意します。天職や適職を知りたい際にみる部屋です。
自分の場合、ラーシチャート(D1)でもナヴァムシャチャート(D9)でも、10室に在住する惑星がなく、少し戸惑っていました。
獅子座に土星と木星があり、相反するものを象意する惑星で、木星はトップダウン、教えること、教師、師匠、理想を、土星はボトムアップ、教わること、生徒、弟子、現実を表しています。しかも、反対側のケートゥからのアスペクトもあり、そのように解釈するかは依然難しいです。

参考文献・サイト

本多信明(2010)基礎からはじめるインド占星術入門. 説話社.
http://indian-vedic-astrology.com/brog-1/2018/06/08/karakamsha-lagna-and-profession/

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