音楽:ゴルトベルク変奏曲(BWV 988)

梅雨入りしたせいか、グレン・グールドの『ゴルトベルク変奏曲(BWV 988)』- J.S. バッハを聴きたくなるときがあります。

坂本龍一さんによれば、

当時、グールドは日本でもすでに有名でしたが、イメージ的にはロックにおけるパンクのような、普通のクラシック音楽の愛好家には「あんなのは演奏とは言えない」と反発するむきもあったようです。なので、ピアノの先生にグールドの真似をしているなどと言うと、さらに怒られそうな気がして言えませんでした。 そう、初めてパンク精神的なものを感じたのは小学生のときに接したグールドの演奏だったのかもしれません。ちゃぶ台をひっくり返したかのような乱暴な魅力があった。その後にローリング・ストーンズにやはり同じような魅力を感じたんですが。

とのことです。クラシックの教育を受けたことのない僕としては、グールドは、クラシックの専門家であると思い込んでおりましたが、クラシック畑の人からすればそうなのですね。
通りで聴きやすいと思いました。
グールドは、『ゴルトベルク変奏曲(BWV 988)』を2つ録音で残しています。「1955年6月 モノラル録音 (スタジオ)」と「1981年4月・5月 デジタル録音 (スタジオ)」です。僕は1981年の方をよく聴いていますが、聴き比べするのも楽しいです。
グールドにはまっているときに、グールドの愛読書とされる夏目漱石の「草枕」の英語訳も読んだりしていました。グールドって、ロックというかサブカルっぽさもあって、面白いですね。

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