ヨガ:涼しくなる「体温調節」呼吸法




「筒状舌吸気ー保持ー鼻呼気ー鼻吸気ー筒状舌呼気」(x6回繰り返し)

1) アーサナは、座りやすい姿勢。ムドラ*を組む。目を閉じ、眉間に意識を集中させる。

 *姿勢。蓮華座、正座、椅子に座すなど。
 *手の印。ここではチンヤマムドラが推奨される。

2) 口の外側(唇よりも少し前)に舌を出し、「オ」の口をする。

3) 筒状(トンネル状)になって口から出ている舌を通して空気を吸い込む。

 湿った舌と接触することによって空気が冷やされる。

4) 吸気の最後に、舌を引っ込め、口を閉じる。3〜4秒息を止める(内部保持)。

5) 両鼻腔から吐き出し、空気の通り道とはなを通る温かい空気を感じる。

6) 肺へ流れる空気を意識しながら、両鼻腔から吸い込む。
7) 一瞬息を止め、再びトンネル状にした舌から息を吐く。
8) 1ー7を6回繰り返す。 


コメント

正式には、「サマ シートシュナ プラーナーヤーマ」と呼ばれます。集中力を高め、筋肉をリラックスさせ、安眠を助ける効果があります。

ただし、風邪に罹っている場合や寒い環境では、この呼吸法の実習は推奨されません。

用語の説明

・プラーナーヤーマ・・・呼吸の統御。
・アーサナ・・・姿勢。
・ムドラ・・・手の印。手と指を使ったジェスチャー。
・プラーナ・・・活力エネルギー。
・マインド・・・思考エネルギー。
・ナーディ・・・アストラル的神経。身体中に72,000ある。

参考動画

https://www.facebook.com/watch/live/?ref=watch_permalink&v=786292638592240

参考文献

シュリ・ガナパティ・サッチダナンダ・スワミジ監修(2009)ダッタクリヤヨーガ. ダッタピータム.インド



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