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江ノ島の龍神様を起こすまで エピソード①天川大弁財天奥宮登山編

今回のことは この天川弁財天社奥宮 弥山(みせん)への登山がすべての始まりのきっかけとなったのでそこから話していきたいと思う。

天川大弁財天社を勧められたのは2020年の夏前だったと思う。天川へ行くんだったら奥宮へ上ったほうが絶対いいよ、と言われた。

この時はもうライフワークとしていた神社参拝から足が遠のいていたし、なにより奈良はうちから遠い。
山間にあるから車じゃないとキツイし、そうすると片道6時間ほどかかる。

しばらくこの件はスルーしていたが8月終わりにインド占星術&手相鑑定を受けたときに言われたことがショックで将来の行方に思い悩むようになった。それを打破するために天川へ行くことを決意した。

2020年9月27になったばかりの深夜に出発して途中ICで仮眠をとりながらまず向かったのは丹生川上神社中社。せっかくの奈良。しかも山深い中へ行くのだから一社だけじゃ物足りなくて奈良へ行くなら絶対ココ行きたいトコへとこちらへやってきた。

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すぐ近くを流れる高見川がものすごくキレイでしばし見とれてしまう。これほど綺麗な川はなかなか無い。

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この時点で8時を回っていた。
一通り参拝しておみくじ引いてから移動。おみくじは結ばないで持って帰る派です。

ここから天河大弁財天社へ移動。1時間くらいかかってようやく辿り着く。

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拝殿の五十鈴はコロちゃんウイルスのせいで鳴らせなかったことが残念。
こちらの本殿の拝殿で『いまから奥宮の弥山へ登山するからちゃんと登り切れるようにサポートして下さい。そして無事登頂出来たらお願い聞いてちょ♡』という想いを込めて手を合わせた。

せっかく来たならと時間の都合も考えず禊殿へ。
歩いて向かう。
禊殿の御神祭はガイア神、なんと地球の神様だった。

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こちらでも無事参拝を終えようやく登山へ。
弥山の登山口、行者還トンネルへと向かう。ずっと高見川沿いを上がっていくのでドライブ綺麗な河川を心ゆくまで堪能出来た。ワタシの前の車が遅くてちょっとイラッとしながら登山口駐車場へ止めていよいよ登山開始である。

駐車場の人に弥山山頂までのピストン(往復)で時間はどのくらいかかるか聞いてみた。

平均で6~7時間ってとこかなヽ(‘ ∇‘ )ノ


マジすか?この時点で11時30分くらい。降りてくるの夕方じゃん?しかも暗くなってるかも...╭(°A°`)╮

天河大弁財天社の拝殿での誓いが頭をよぎる。あの時ほかに「ワタシの本気と書いてマジをご覧あれ!」とな。

大きく出ちゃったもんだ。後悔やむ無し。とにかく登るべし!と歩き始める。

15分位登ったところで既に引き返そうか迷いながら登る。

だってキツいのなんのって( ノД`)

けど今日の、今回の目的はココだったしこれで折れちゃ願いのひとつも叶えらんないッショ。

そしたら一人のおじさんが後ろから登ってきた。ワタシは休み休みだから遅いし、お先どうぞ〜と道を譲る。けれど休む度にそんなこと言い合っていたらいつの間にか一緒に登るようになっていたのだ。

そのおじさんはよく登山するそうでかなり慣れていた。にわか登山者のワタシとは違って食料も防寒もバッチリだった。ワタシは服装備と水は持っていたけど完全に登山舐めきっていた。だって山へ入るのも遅かったしピストンの時間さえ調べてなかったのだ。本当に恥じるべきことでこのおじさんがいなければ間違いなく引き返していたと思う。

登り始めて半分くらい来たところで雨が降ってきた。ワタシは雨具なるウインドブレーカーすら持ってなかったのにおじさんは「2枚あるから」と1枚貸してくれた。標高も上がってきて雨となればガチで寒い。本当に助かった。

途中、休憩中にこれ食べなさいってパンやおにぎりをくれた。ワタシは山を登っている高揚感からお腹がほとんど空いてなかったので断ったら「食べないとこの先キツくなるから少しでも食べておいた方がいいよ」と言い食料をわけてくれた。ちなみにワタシ食料も持ってなかった(爆)

おじさんは後ろから励ますようにしてくれていたけどなにせワタシのスピードが遅いので先を歩いてもらった。ワタシも先導してもらった方が早く歩けるからそうてもらった。そのうちおじさんの事を【サルタヒコ】と心の中で読んでいた(笑)。
だって本当に導きの神様のように先導してくれるんだもの。

休憩してるときLINEチェックしたらなんと女優の竹内Y子さんの訃報が入った。あまりにビックリしてそれからその事しか考えられないくらいになりながらも登っていた。山頂まではまだある。休憩の度に後どのくらいかサルタヒコに聞きながらとにかく歩いた。自分の根性試しというのが1番しっくりくる。とにかく登った。

そして3時間半ほどでようやく弥山山頂。

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山頂は見事にガスってる。

しかし弥山の神様はそうそうたるメンバーだった(笑)

そしておじさんと共にお社に手を合わせる。

本当はここまで頑張ったんだからと自分の願い事をガッツリ願おうと山に入ったのに、いつのまにかここまでお世話になったおじさんの幸せを願おうと決めて私は手を合わせた。ありったけの感謝とおじさんのこれからの幸せを願って。

そして山頂で休憩してるときにT内結子さんの訃報を話した。けれど自分が感じたのは死んでしまったら良いことも悲しいことも苦しいことも味わえないってこと。それをおじさんに話した。おじさんは本当にそうなんだよね、って言ってくれた。

そして下山開始。もう降りる頃は暗くなっているであろう。けれど私は家に帰りたいので足早に下る。途中、いちいちおじさんが話しかけてくるのにイラっと(笑)してしまったけど、頑張って下山した。

夕方6時半ごろ下山完了。やっぱり暗くなっていた。

帰り支度をして車を出す。これからまた長い時間をかけ帰路に就くけどやり切ったことに満足して。そしてこの登山時間を共に過ごしたおじさんに感謝して言葉でしっかりお礼をした。
奈良を出る時に運転しながら月が見えた。妖しい七色の月光がとても印象的で、その時の自分の心の色みたいに見えた。

おじさんは実はただの山のナンパ師だったのかもしれない(笑)
女性一人の登山者を狙ったナンパ師(笑)
けれど目の前のナンパ師かもしれないおじさんはワタシにとっての【サルタヒコ神】だった。本当にそうだった。この遅い時間に山に入らなければこのおじさんには会わなかった。一期一会。

スピリチュアル思考が行き過ぎてるとこれもすべて起こることで必然、とか言っちゃうかもしれないけど、本当にそう思える出来事だった。

そしてこの【サルタヒコ】おじさんの名前は道本さんというお名前でした。

まさにサルタヒコさんでしょ(笑)このお名前がのちにシンクロを起こす。


そして、この天川大弁財天奥宮の弥山登山で思ったこと。

ワタシは結局お山の神様にどうにかしてもらおうと自分の身の振り方というか考えや行動を決めてもらおうとしていた。だから自分の願いを叶えるために山に登った。

けれどワタシに手を貸してくれたのは神様でもなんでもなく一人のおじさんだった。目の前に現れたおじさんだった。

自分の考えや行動を自分以外の人やモノに委ねるのは一切やめた。

神頼みするのは すべて 自分が やり切った(行動しきった)時だけにしようと誓った。

いろんなスピリチュアルがある。それはそれだ。

けれど自分の目の前にある事実がいちばんのスピリチュアルだということに気が付けた旅だった。

神様は人に手を貸さないわけじゃない。けれどそこに頼り切っていると見えなくなることや気が付かないことはたくさん出てくる。

この記事もまともな方が読んだらスピくさい記事だけど書いている本人は現実志向だ。そんな現実に目覚めたワタシに起こった龍神様との出会い。スピリチュアルは現実の中にあるということをこれから書いていきます。
スピリチュアルを追求した末の現実に起こった出来事の話を。

長い長いプロローグを読んでくださってありがとう。

まだまだ続きます。



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