66年前の母のウエディングドレスをクッションにして大切にしている
桂由美さんの追悼番組を観ていて。
桂さんがウエディングドレスを縫い始めた頃、
まだ世の中には結婚式を洋装でやる人はとても少なかったと。
私の母が結婚したのは昭和33年。
今から66年ほど前。
母はウエディングドレスしか着なかった。
あの当時、和装を着ないでドレスだけって相当珍しかったのでは?
シルクのドレス。
当然当時はレンタルなどなく、
おそらくどこかで作らせたんだろうと思う。
私が結婚したのは40年ほど前。
披露宴はやらなかったけど、
可愛がってもらった神父様を東京までお呼びして、
神父様の母校である上智大学のチャペルで式を挙げて頂いた。
そのミサの時に、母のドレスを着た。
その後、母のドレスは私が持っていたけど、
私には娘はいないし、
いつまでもドレスの姿のままタンスに入れておいても・・・と思い、
思い切って裁断してクッションに仕立てた。
そのほうがいつでも見ていられると思って。
そんな手荒な使い方をしてるのに、
あまり劣化もせず、
なんといっても、
70年近く前の国産シルクは・・・・
今でも美しいのです。
昔のシルクは良質だったのでしょうね。
母のドレスをクッションに仕立てておいてよかったな。
箪笥に仕舞い込むよりいつでも、こうして、見てるほうがいい。
ドレスをクッションに仕立てたのだってもう10年以上前の話。
クッションなんて、
新しいものがたくさんあると思うけど、
私にとっては思い出が詰まった大切なクッション。
そういうものに、囲まれて暮らしていたいと思うのでありました。
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