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ボーナスステージいただきました

日曜の午後、メイクもせずに、PASMOだけ持って、ふらりと出る。
子どもたちは大きくなったから、晩ご飯の心配をしなくていい。
それだけでとても自由で、解き放たれた気持ち。

「早く帰ってらっしゃい」と親に言われることもなく
「ママ、どこ行くの?」と後ろ髪を引かれることもなく
「こんな時間から誰とどこへ行くんだ」と問い詰められることもない。

ついこの前まで、わりとキツい生活を送っていた。
この問題は永遠に解決することはないのだと、
本気で思いつめる日がずっと続いていた。

なのにある日突然、問題はあっけなく解決した。
拍子抜けするほどに。
だから今のこの生活は、特別なボーナスステージなのかもしれない。

「なんかコレ…ご褒美なの?」
「もらってもいいの?」と戸惑いながらも、
しっかり受け取ってしまう。
しあわせで満ち足りた瞬間が、何度も訪れる。

大好きな花屋へ自転車で通い、植物の匂いを胸いっぱい吸い込む瞬間
直結の地下鉄ぬけたら、川の見えるこのゆるやかな街で暮らす日々
お給料をもらうのではなく、自分で稼いでいく力を身につけたコト、自信
愛の告白よりも刺激的な「僕は君のメンター」という言葉。

でも、いちばんのボーナスは、あなたの隣に居場所があるコト。

スピッツの「夜を駆ける」のワンフレーズ
"僕らは細い糸でつながっている。
  よくある赤い奴じゃなく"

赤でもよかったんだけど‥‥笑、違う色でも、それもいいのかな。
それだからいいのかな。

何かっていうと、すぐに心を持ってかれちゃうけど、
これからもグイグイ持ってっちゃって。
ちょっとだけ、かすかに毒が入っているとこが、またなんとも。


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