ゆるっとオーラ


海を一望できる美容院へずっと通っている。
文字通り、目の前が海なので本当に気持ちがいい。

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最近は白髪をちまちま染めるのが面倒なので
シルバーヘアにしてしまおうと考えている。
目指すはジュンコシマダさま。

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かっこいいわ・・・・。こんなマダムになりたい。

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とはいえ、いきなりシルバーにするのではなく、徐々に髪の色を明るく染めていって、数カ月後には地毛を生かしてシルバーベージュみたいにしていくそうなので、わくわくしながら、いまはまだ明るめのブラウンヘア。

お昼頃に美容院をあとにして、お腹が空いてきたので、いつも気になっていた中華料理屋さんへ入ってみようかなぁと今日こそ決心。

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こんな外観なのでちょっと入るのに勇気がいるんだけど、お店の前を通ると明らかに美味しそうな匂いがいつもするので、今日は入る覚悟を決める。

お店に入ってみると、怖いところもない、ふつうの中華料理屋さんだった。
オーダーを取りに来たのは多分ハタチそこそこの男の子で、窪塚洋介の若い頃みたいな可愛い顔をしている。髪はツーブロック、後ろにひとつで結いている。
少し不安そうで、静かにオーダーを取る少年。「内気なのかな」と思いきや、厨房に戻るとものすごくデカイ声で「○△×□※~!!」と多分中国語??でオーダーを告げていた。

使い分ける言葉によって性格も変わるのかな??と不思議だったが、運んできたランチを置く様子や、接客がとても丁寧なので、声小さいけど好印象な子だ笑。
お会計の時、大きな麦わら帽子を手に持ってレジに行くと、少年が唐突に話しかけてきた。

「これからお出かけですか?」
「うぅん、家に帰るの。美容院に行ってきたから」
「あ、その先の…おしゃれな美容院ですか?」
「そうそう、ずっと家にいるけど髪はちゃんとしないとねえ」
「どこかお出かけなのかなぁと思いました。
 ……あ、会計が!! レジを打ち間違えたかも!!」

などのかわいい会話を楽しむことができました。
母親くらいの人に日常会話を持っていけるのって、海外の子っぽいなぁと新鮮な感動があり、たぶん私がゆるゆるとしたオーラを出してるから、接客の練習にもなるし、話しかけてみようって思ったんだろう。

外に出て麦わら帽子を被って自転車に乗って漕ぎ出したら、風がビューンと吹いて帽子が飛んでっちゃった。
あわてて拾いに行こうとしたら、前を歩いていたおばあちゃんが、「いいわよ、取ってあげるから降りなくて」というと、自転車に跨ったままの私に帽子を渡してくれた。

こういう時は「ありがとう」だ。「すいません」ではない。
いつもわかっているのに、毎回「ありがとう」がなかなか口を出てこない私は咄嗟に「すいません」と言ってしまう。

だけど今日は素直に「ありがとう」が口から出てきた。ゆったり気分で「ありがとう」ってにっこりすることができた。ここでもゆるゆるオーラが良き方向に発動した。

ゆるゆるしてると出会う人もみんなゆるゆるになる気がする。
これは意図して使うこともできるし、実は毒もあるんだけど、ゆるゆるは最強だ。

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坂本龍一の髪もかっこいいよねぇと娘にメールしたら、「ジュンコシマダ、いいねぇ」というメッセージと共に、こんな画像が送られてきました。

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