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違います、DVじゃないんです

ここ数日の降ったり止んだりの雨の中、ツルツル滑る石畳の小径を自転車で急いだ。自宅まではこの小径が近道だから。

緩いカーブを曲がったところで、小さな子供がお母さんと一緒に道の中央をのんびり歩いているのが目に入る。

チリンチリ〜ンとベルを鳴らすも避けてくれる気配がないので、左にハンドル切ってやり過ごそうとしたその時、ツルっ!と滑って自転車ごと転倒してしまった。

バッグの中味は道にぶちまけられ、どこが痛いのか一瞬わからなかったけど、確かに痛い。

「大丈夫ですか〜」と子供のお母さんが荷物を拾ってくれた。自分たちを避けようとして転んだのだと後ろめたかったのか(笑)。

「ありがとうございますぅ、大丈夫です!」と、ヘラヘラ笑顔を浮かべつつ荷物を拾い、早く体の傷を確かめたい気持ちしかなかった。

…そんなことがあったのが3日前。いま、私の左腕と右膝には青い大きなアザがあり、当分スカートは履けなさそうだ。ノースリーブの服が多いので、左腕のアザは丸見え…。

まるでDV受けた幸薄い女の気分だ。こんなにも後ろめたいアザ、本当に殴られたアザだとしたら、どんなに悔しいだろう、悲しいだろうと、なんとも複雑な気持ちになってしまった。

そんな人には言えない気持ちは、文章に綴って復讐、反撃することができる。暴露本という類のものではなくだ。

創作には人の心を癒す力がある。書くことで気持ちに決着をつけ、先に進むことができる。

また、同じ思いで苦しんでいる人の助けにもなるので、そんな意味では、世界中の人に向けて、電子書籍で思いを発信するというのは、かなり画期的なことだ。

一般的には、とても人には言えないような出来事というのは、共通の思いを抱いている人の救いになったりする。私は身をもって、その経験をしているので、そんな話、きいてみたいという方は、こっそり連絡ください☆

pay forwardで行動していきます、ありがとうございます☆