紙の本を買いました

電子書籍出版を仕事にしているので、本はもっぱらキンドルしか買わない。
紙の本は家のスペースを取るし、古くなると黄ばむし、重い。老眼も進んでいるので、小さい字を読むことにストレスがかかる。若い頃は考えたこともなかった弊害だ。

仕事柄、「今度本を出しまして」と執筆された書籍を頂くことが多い。ありがたいことだが、10冊20冊…とたまっていくと、切実に置き場に困ってしまう。かといって処分するのも申し訳なく、罪悪感に包まれてしまう。

あの分厚い昔のお弁当箱のような本。「出版しました!」と誇らしげに掲げることのできる本。紀○国屋や○省堂などに一瞬とはいえど置いてもらえたら、商業出版だとしても自尊心をくすぐられること間違いないし、著者としてのステイタスも上がるかもしれない。

だけど時代はすでに電子書籍なのよ…。

と紙の本をディスりたいのではなく、キンドル派の私が久々に紙の本を購入した。辻仁成さんのお料理本です。

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だいぶ前に辻さんの明太子スパのレシピを雑誌で見た。料理が好きな人は写真も上手に撮ると思っているのだけど、「完成しました」と掲載されていた辻さんの明太子スパゲティには、よだれが垂れそうなほどおいしそうだった。生クリームを少しだけ使うそのレシピは、誰もが簡単に作ることができる手順だったので、早速真似てみたらそれはご機嫌なテイストでした。

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それからというもの辻さんレシピの大ファンになり、色々チャレンジしています。ハズレがなくてお料理をしている時間も楽しくて、実は料理ぎらいの私がなぜか楽しくなってしまう辻さんマジックに魅了されまくりです。

そんなわけで写真も文章も美味しそうなこちらのレシピ本は、なんとしても紙の本で所有したかったので久しぷりにリアル本を購入しました。キッチンではKindleの方が便利なんだけど、紙のページをぺらりとめくる感触を久しぶりに楽しんでいます。


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