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ファンタジー小説/サンダーコレクターシリーズ

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サンダーコレクターBLUE 完結 手直しまだしてない 元気ない 誰かしてくれめんす とある配信アプリの世界観をファンタジーにして、実在のライバーとリスナーだしてみた 即興で書い…
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#サンダーコレクター

ファンタジー小説/サンダーコレクター1

雷のエネルギーをすべて取り込めたら、電力不足解消するらしいよ だからどこの国でもサンダーコレクターを募集するんだって 登録は簡単 専門のアプリを入れて、プロフィールを作成するの サンダーコレクターにはランクがあるの 活動日は、メーターで管理されてるから、規定の活動数字が取れてないとダメなんだって それでランクが決まるの え、よくわからんないって?? とりあえずはじめてごらんよ やってみたら分かるし、お小遣い稼ぎになるよ もしかしたら、すごく稼げるかもしれない

ファンタジー小説/サンダーコレクター7

ゴロゴロ… あ、明け方に雨降るって言ってたな。 音で目を覚ました。 雷に反応しやすくなってるな。 「あ、起きたの?るなてゃん」 仰向けで寝てる私の顔をニャックが覗いてきた。 だから、ビビらせるのやめて欲しい。 「昨日集計して、D3にステップアップしたよん!なので出来ることも少し変わりまーす」   へぇと思う。 とりあえず私は外には出ないとダメみたいだ。 傘をさして、レインブーツを履く。 雨粒を弾いていく。あるいは、傘をつたってぽとんと雨が垂れていく。 水溜まり

ファンタジー小説/サンダーコレクター8

大きな水溜まりにいっぱいのコレクターさんで溢れかえってる。 次から次へと新しいコレクターさん達が集まってきた。 コメントで話しかけてあげたり、水溜まりの水をシャボン玉のようにしてきて、私が息でふーっと吹き返したり、反応すると喜んでいるようで手足をバタバタさせ、キラーコメントを形成していく。 前回よりもはるかに大きいキラーコメントの壁が形成されていく。 そして前回よりも大きな雷の一筋が入り込む。 ゴォォォォン。 雷鳴が轟く。 激しくて、こちらにまで振動が伝わる。 「るなち

【ファンタジー小説】サンダーコレクター17

「てゃんるなー!吉川晃司まじ良かったー!」 ライブから帰ってきたニャックは小躍りをしている。 「でもさ、聞いてよ。ほかのアーティストも一緒の出演してたけど、すごいでしゃばっててさ。なんかねー違うのよね。分かる?あの女なんだったんだろうー。いや、そりゃさ、あの女も有名なひとで俺も好きだけど、やっぱり兄貴単独が良かったなー。あ、兄貴って吉川晃司のことね。一緒は良くないよねー。だって俺、兄貴観に行ったんだし。」 こないだ、バルたんとのハンティングに同行した私にはグサグサくるお