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ファンタジー小説/サンダーコレクターシリーズ

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サンダーコレクターBLUE 完結 手直しまだしてない 元気ない 誰かしてくれめんす とある配信アプリの世界観をファンタジーにして、実在のライバーとリスナーだしてみた 即興で書い…
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#長編

ファンタジー小説/サンダーコレクター2

世の中、副業が可能になったり、ネットの発達でいろんな働き方が存在することになった。 ゲームをして、お金を得てるってこともあるし。 その中で今、話題のアプリがあるthunder collector(サンダーコレクター)だ。 これでかなり稼いでいる人もいるらしい。 私の名前は、ルナ。登録名ね。 年齢は非公開。性別も非公表。 政府推進のアプリっていうことで、ダウンロードしてプロフィールを作成した。 続きは、アプリを発動させて、スマホを水溜まりの場所で動かせとある。 水

ファンタジー小説/サンダーコレクター5

井戸というか竜巻のようになっている。 キラーコメントが様々に輝やいている。 落ち込んで来た雷がキラーコメントの内部で、反発を繰り返している。 「キラーコメントに雷の電力エネルギーを取り込んでるのよ。ランクによって、取り込める雷のエネルギー量と吸収率変わるのよ」 違う水たまりにニャックが立つと、文字などが浮き出てきた。 「これが今日の活動実績のメーターね。」 数字が浮かんでいて、分かりやすいようにグラフにもなっている。 試験管みたいなのに目盛りがついている。 マイナ

ファンタジー小説/サンダーコレクター7

ゴロゴロ… あ、明け方に雨降るって言ってたな。 音で目を覚ました。 雷に反応しやすくなってるな。 「あ、起きたの?るなてゃん」 仰向けで寝てる私の顔をニャックが覗いてきた。 だから、ビビらせるのやめて欲しい。 「昨日集計して、D3にステップアップしたよん!なので出来ることも少し変わりまーす」   へぇと思う。 とりあえず私は外には出ないとダメみたいだ。 傘をさして、レインブーツを履く。 雨粒を弾いていく。あるいは、傘をつたってぽとんと雨が垂れていく。 水溜まり

ファンタジー小説/サンダーコレクター9

コレクターさんたちは内部でキラーコメントを両手で押さえつけて、猫耳の部分を相変わらずくっつけている。 今回は前回よりも広いからすごく振動などに耐えきれず、キラーコメントが波を打つ。ゆらめいている。 それも楽しんでいるように感じる。 形を変えるコンサートホールの中にいる人たちのようだ。 振動も激しいから、足元の水溜まりも揺れている。 足下も悪いようで、よろけているため余計にキラーコメントの発生を増やしている。 足元でキラーコメントを発生させるからだ。 「ちょっと計測行ってくる

【ファンタジー小説】サンダーコレクター17

「てゃんるなー!吉川晃司まじ良かったー!」 ライブから帰ってきたニャックは小躍りをしている。 「でもさ、聞いてよ。ほかのアーティストも一緒の出演してたけど、すごいでしゃばっててさ。なんかねー違うのよね。分かる?あの女なんだったんだろうー。いや、そりゃさ、あの女も有名なひとで俺も好きだけど、やっぱり兄貴単独が良かったなー。あ、兄貴って吉川晃司のことね。一緒は良くないよねー。だって俺、兄貴観に行ったんだし。」 こないだ、バルたんとのハンティングに同行した私にはグサグサくるお