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ファンタジー小説/サンダーコレクターシリーズ

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サンダーコレクターBLUE 完結 手直しまだしてない 元気ない 誰かしてくれめんす とある配信アプリの世界観をファンタジーにして、実在のライバーとリスナーだしてみた 即興で書い…
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#雷

ファンタジー小説/サンダーコレクター3

呪文かと思ったら、なにか歌みたいだった。 「吉川晃司だよ!知らないの?」 鼻歌かよ。壮大な感じだなと思ったのに。 「コレクターさんたちいつ来るか分かんないけど、新しい音好きだからいっぱい来るよ。 出来れば、その模様が確認できる方が喜ばれるけどね。 あと、積極的に新しい子は取り上げられるからね。」 お、きたきた。 水溜まりから、ニャックのような形のものが飛び出てきた。 水面に浮いて、こちらを見ている。 「これがコレクターさんたちだよ。 コレクターさんたちは雷が好き

ファンタジー小説/サンダーコレクター5

井戸というか竜巻のようになっている。 キラーコメントが様々に輝やいている。 落ち込んで来た雷がキラーコメントの内部で、反発を繰り返している。 「キラーコメントに雷の電力エネルギーを取り込んでるのよ。ランクによって、取り込める雷のエネルギー量と吸収率変わるのよ」 違う水たまりにニャックが立つと、文字などが浮き出てきた。 「これが今日の活動実績のメーターね。」 数字が浮かんでいて、分かりやすいようにグラフにもなっている。 試験管みたいなのに目盛りがついている。 マイナ

ファンタジー小説/サンダーコレクター6

何だかんだで家に帰りついた。 疲れた。 そのままシャワーを浴びる。 部屋着に着替えて、スマホをいじる。 今って電気がないと何にもできないよな。 しみじみ思う。 ふと爪に目をやる。 さっきの爪につけられた、バッジが煌めいている。 何気なく触った。 そうすると、文字が浮かび上がってきた。 活動実績の総集のようだ。 きちんとログが取られていて、事細かにある。 解析もされているようで、次はこうしたらいいのではないか等や、次の気象情報とともにスケジュールの提案もあった。

ファンタジー小説/サンダーコレクター9

コレクターさんたちは内部でキラーコメントを両手で押さえつけて、猫耳の部分を相変わらずくっつけている。 今回は前回よりも広いからすごく振動などに耐えきれず、キラーコメントが波を打つ。ゆらめいている。 それも楽しんでいるように感じる。 形を変えるコンサートホールの中にいる人たちのようだ。 振動も激しいから、足元の水溜まりも揺れている。 足下も悪いようで、よろけているため余計にキラーコメントの発生を増やしている。 足元でキラーコメントを発生させるからだ。 「ちょっと計測行ってくる

ファンタジー小説/サンダーコレクター10

「るな、!ゲームしよー!」 ネッ友から、連絡がきた。オンラインゲーム仲間だ。 顔も知らないけれど、よく話す。 「いいよー!」 一緒にプレイをしながら、いろんな話をする。 「最近なんか良いことあった?」 そう聞かれた。んー、良いことか。なんだろう。 「バルたんさんって分かる?あのひとが、サンダーコレクター始めたらしいよ、ほらあの有名なアプリ」 バルたんさんと個別に直接会話したことはないけれど、たまに見かけるひとだ。 別のグループでゲームを楽しんでいる。 私も始め

ファンタジー小説/サンダーコレクター11

ー会うことになってしまった。 バルたんさんに。ー ⭐️✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。⭐️ ゲームしながら、二人っきりで話す流れになった。 「るなさん、ハンターでしょう?」 バルたんさんにすぐに聞かれた。 「ハンティングしてるとこ、見かけたのよねぇ。繋がり方分かんなかったから、ちょっと苦労したんだけどぉ。あそこでしてたでしょう?」 合っている。 白状することにした。 そりゃ見かけたりもするだろうなぁ。 「ランクは?D3ね。あたしは今、D2なのよ

【ファンタジー小説】サンダーコレクター12

チャーリーとチョコレート工場みたいな人がいる。 ジョニーデップがしてた役みたいなひと。 いや、アリス・イン・ワンダーランドか。 んー、どっちもだな。 黒いハットに、白い長そでのフリルのシャツにサスペンダーを着けた赤と緑のストライプのパンツ。 黒い傘をさしてる様は、サーカスの曲芸師みたいだ。 「るなさん!待ってたよー♡やぁあん、可愛いー♡」 バルたんさんだった。 なんかキャラ濃いやん。 「ストーン付けてるんだね。あたしもつけてるよー可愛くない?これ」 ♤の形のストー

【ファンタジー小説】サンダーコレクター13

― ゴロゴロ 雷の音がし出した。 その音によりコレクターさんたちは高揚してきたようだ。よりキラーコメント加速度を上げてきた。 ぼんやり見ていたら、ペッパーさんが近づいてきた。 「今、るなさんは親チケット発動中なのよね?他人のハンティングに同行してのも初めてなんだよね?」 「コレクターさんの召喚の仕方も人それぞれなんですね。私たちの勝手と違いすぎて驚いてます。親はどうやって、決まるのですか?」 「アプリの登録されたときに、マッチングされるんだよ。政府が勝手にね。相性と

【ファンタジー小説】サンダーコレクター14

「計測行ってきますかね。」 そういうと、ペッパーはキラーコメントの中に入っていった。 「ばり、だるいわ。はああ。」 バルたんが呟いた。 ずっと歌を歌っているから、そうだろうなあと思う。 体を動かしたり、表情に気を付けているからそりゃそうだろな。 やっぱり声に影響するだろうし。 でもって、コレクターさんたちへの対応も即興だから、大変だろうな。 「おつかれさまです。大変ですね」 そう声をかけた。 「今はコレクターさんたちが自分たちでの話が盛り上がってるから、すこし

【ファンタジー小説】サンダーコレクター16

本日はお日取りもよく、ニャック吉川晃司のコンサートに行かれるそうで。 かなりテンションが上がっていた。 「るなてゃん!グッズ買ってくるからね!あとね、お土産話しめちゃするから、お利口さんにお留守番しててねー!」 チケット取ったって言ってたけど、あの姿で行ってるの? 入場出来るの?あんな生命体も。 というより、人間と同じような生活してるの?? 言われた時は、圧倒されて疑問にすら思わなかったけれど、ふつふつと疑問が湧き出てきた。 🌩⚡️🌩⚡️🌩⚡️⚡️⚡️ 今日

【ファンタジー小説】サンダーコレクター19

居住地は離れていたが、ふうちゃんと通話をすることができた。 「初めまして、るなと申します」 心なしか声が震えた。 ふうちゃんは笑ってくれていたので、心なしか緊張がほぐれた。 活動の仕方など、お互いの疑問を投げ合ったり、ガールズトークを繰り返していた。 ニャックはその姿を見て、ポカーンとしていたが段々とついてこれたようで、楽しそうに会話に参加してきた。 それは、ふうちゃんの親であるふーさんの気配りもあったからだ。 ニャックはなんだか、ふーさんには頭が上がらないらしい。