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VFvol.2 ディスカッション書き起こしpart1 中身が複数はなぜ批判対象となったか

LAKU
じゃあ最初、秋狐さんのテーマから
テーマと秋狐さんの見解をお願いします

テーマ:中身が複数はなぜ批判対象となったか

秋狐
単純にこれに対して言葉にできない忌避感を覚えたんですよ
最初に分かれるって聞いた時はどちらかというと批判的で、
そもそもキズナアイを人として見てしまったために多重人格的な忌避感が最初にはあって。
それから、ある程度いろんな人と言葉を交わしているうちに、「キズナアイは人間ではない。Vtuberがそもそも(個人は人だけど)企業は人で構成されたものではないのでは?」という考えになったので、
そこを考えるとその選択もありかなぁと思い始めてきて。
多重人格的な忌避感についても考えたんですけど、
会社で喋っている自分とここで今喋っている自分は同じ人格ではないので、そもそも多重人格的でもいいのではと思い始めて。
これで自分の中では腑に落ちたんですけど。

しかし今も批判され続けていて、
今は運営側がそれに寄り添って名前を分けようとしていて、
これが正しいと思うか間違っていると思うかは人それぞれだと思うんですけど。

てことで、なぜあれが批判対象に今もなっているのか、批判的である理由、なぜ批判的じゃないのかを聞きたいです。

(き)のこレス
批判的な意見が出たのは初め一人だったけど途中から多重になったからなのではと思っている。
僕自身はそういうのもありかなと。
この問題で話題に上がるのはキズナアイさんや入れ替わりという面でゲーム部さん。他にこのような事例を知っている方います?

とあ
いますね
バーチャルメイドのアンリっていう方。複数のプラットホームで活動していらっしゃる方で、複数のキャラや人格を使って活動していますね。
人格が複数いるのは何人かいますね

(き)のこレス
最近upd8さんが五人ぐらいに分かれる方をやっていますよね。そのかたは人格によって目の色が違ったりメッシュが違ったりしていて、見る側としてもわかりやすくて、批判的な声は聞きませんね。

秋狐
確かに。最初にそういう前提ですよって説明されていれば、批判をされることではない。受け入れるか受け入れないかは人によりますけど、批判はされないですね。
それも考えていて、あのキズナアイの動画で四人になるっていう説明が足りているかっていう問題がありますよね。

(き)のこレス
あれは試みと思っている人がいっぱいいて、説明と思われていなかった気がしますね。

秋狐
そうなりますよって説明があの時点である程度認知されていれば、ここまで大きくはならなかったと思いますね。信頼関係って言えばそれはそうなんですけど、説明っていうのもかなり大事なんじゃないかなって。

ひかげつきみ
あれに対して思ったのは、
批判してる人って元々キズナアイさんが好きな人が批判しているのか、
その問題があったからキズナアイを叩いたのかっていうのが気になっていて、
そもそもキズナアイの目的っていうのは75億人と繋がりたいっていうのが目的にあって、その目的を達成するためにAIとしてキズナアイっていうあのモデルを作って、あの声っていうのをやっていますって前提なんですよ。
それを考えると、アプローチする幅を増やすために別のこえをインストールしましたっていうのは設定的に何も間違ってないのかなって。
でもなんでこんなに叩かれているのかなっていうと、
Vtuberが魂と体が一対一の存在であることが当たり前っていう認識で私たちは見ていて、その前提があるからこそキズナアイさんに対して勝手に裏切られたっていう気持ちが先行してしまっているんじゃないのかなって気がします。

秋狐
ファンが認識していたものと、実際にあったキズナアイ像っていうのは別物だったという感じ。自分はどちらかというとちゃんと認識していなかった人で、キズナアイは人であるみたいな見方を最初してたんですよ。
で、そこに対してそう思っていた人たちは中身が複数人になったことに対していいイメージを持っていた印象はありますね。

かなた
その忌避感って何かなって考えたときに思っているのは、
キズナアイはキズナアイとしているって思っていた中で、
ある意味キズナアイが入れ物とわかってしまう、事実としてそういう説明ができてしまうっていうのも忌避感につながっているのかなって。
アイちゃんにとってはAIだからそれでいいのかもしれないけど、バーチャルYoutuberっていう生きてる対象を好きだった人は絶対違うだろうなって。

秋狐
自分の最終的な結論としては、
キズナアイの人格が好きだったていう話であって、どんな見た目でも好きになっていただろうなって思っていて、
そう考えたときに、自分が好きな対象っていうのは基本的にそうなんですよ。
見た目が別の見た目していてもその人を好きになっているはずなんですよ。
なので、人格と入れ物を紐づけて見るか見ないかっていうところが一番忌避感のポイントとなっている部分だと思うんですよね。

かなた
好きなものって人によって違うからなあ

ひかげつきみ
人格が好きな人とそもそもコンテンツとして好きっていう人で目線が全く違うと思う。

かなた
自分はもうキズナアイのアイデンティティが新しいことをする人みたいな認識だったから、面白いことやってるじゃん!みたいなノリで見ていて、
見たとき凄いいい意味で衝撃を受けたっていうのがあるのでそれがそのままきてるかなって感じですね。

ひかげつきみ
結局そういう風に正しく認知されずにあげちゃうっていうのは、こういう風にしたかったのになあっていう部分で、ファンとの乖離は運要素だったのかなあっていうのがいまだにモヤモヤがありますね。
誰が悪いって話がしたいというよりはなんでこういう乖離が生まれてしまったのかなあっていうのを感じます。

かなた
あの説明で伝わらないとどうしようもないような気がしないでもないですけど。
公式でプレスリリースで四人になりますとか言われても厳しくて、
設定としてあれ以上は無理じゃないかなって思いますけどね

ひかげつきみ
あんまり露骨に説明しても逆に設定臭くなってしまうし

かなた
やりたいことがそもそも違ったとしか言いようがない、、

秋狐
というか何をやりたいためにそれをやってのかが説明しきれてなかったと思いますね

NIRO
upd8の代表の大坂さんはアイちゃんに関して、未来のバーチャルでのディズニーランドのミッキーのような存在を目指して作っている、ミッキーのような存在なんですね。だから中の人が誰であれキズナアイであるんです。
本来目指しているところに向かうのであれば、最初のアイちゃんの人格をコピーしてしまえばいいんですけど、そこは無理なのでこういう風にしたっていう。
今までアイちゃんはAIってずっと徹底してきたけど、四人になったことの扱いがちょっと妥協してしまった感じですね。
挑戦は良いんですけど、挑戦にはそういう面もあるんだなあって。
でももっとどんどん挑戦して良いと思う。

秋狐
ファンが求めているものと運営がやりたかったことに完全に乖離があったっていう

かなた
よくある話ですよねw

ひかげつきみ
どうあがいても結果論にでしかないっていう

秋狐
じゃあどうすれば良いかっていうのも...うーん
難しい話ですよね、こういうのは。
アイちゃんはずっと世界中のみんなとツ繋がりたいって言ってて、
だから単純に人格を増やすっていうのは至極真っ当なやり方で。
いまだに批判している人たちっていうのはその人格が本当にやりたいのかやりたくないのかっていうのをわかっていない、
っていうところでいまだにやらされているって認識であり続けている人は多分ずっと批判してて、

かなた
これ恐ろしいのはいまだに批判している人がいることですよね
普通もう少し風化しても良い...

ひかげつきみ
まあそれだけ影響でかいってことですね

秋狐
Vtruberって本人の口からその人格自体のことをほぼ発言できないじゃないですか。だから本人がどういう意志を持っているのか、企業系になるとほぼわからないっていう
だから演者としてした発言がその人格の本心なのかどうかっていうのは答えがない問題なんですよ
もしかしたらそれで批判してる人たちも正しいんじゃないかって思うんですよ。ていうことを考えるとそういう人たちをそこまで否定できないですよね

ひかげつきみ
キズナアイっていうキャラクターを演じている以上は自分自身でそういう発言はできないですよね

秋狐
なぜ批判対象となったのかっていうのは、今話したような理由が複合的に絡み合ってたんだなって感じです。
これからどうなるかについては、あちらからアプローチがあったのでそれを受け入れていくしかない

かなた
解釈違いってことですよね
これに限る話だと思います

ひかげつきみ
この状態になった上でもキズナアイにメリットがあるならアリだなぁと思っていて、この先英語が話せるキズナアイとかフランス語が話せるキズナアイとか生まれて、それぞれの国ごとでキズナアイが生まれて、っていうのが続いていって、
結局みんなキズナアイが好きってことに終着することになればある意味成果だと思うから

秋狐
だから、キズナアイはキズナアイだけであって欲しかったんですけど、名前が分かれるとまた別問題って話で

かなた
あれは区別しないほうがよかったかなって思いますけど

秋狐
そうそう
やりたいこととしては区別しないことが正解だったはずなんですよ
ただ求められていることとあまりにも違いすぎた結果、じゃあ寄り添う形にしましたっていう

NIRO
一応”愛称”ってことになってますよね

秋狐
そこは確かにw
ギリギリの妥協点だなって

かなた
上手い表現だと思いますよw
ただミッキーにはなれなかった感じですよね

秋狐
ミッキーはキャラクターでしかないって言ったらあれですけど、
存在が違いますからね。同じにはなれそうにない、、、

じゃあそんな感じで自分としては、批判対象になった話と関連した話もできたのでこんな感じで大丈夫です。

コメント(Kasumi):
Vファンの相当数は認識の齟齬が大きかったとは思う

コメント(きりかぶ)
ただあの動画ってかなり親切でクリエイターが今からこういう表現をします!って内容は汲み取れたかな。絵画展に行った時に「複数人の合作です!」って展示されてた時に突然キレ散らかすの大分クレイジー。突然発火するんじゃなくて一旦成り行きを見てみるってフェイズあっても良かったかなーって見る側。

LAKU
確かに、割とファンが焦ってああなった感じはありましたよね

かなた
受け入れられないファンが焦ってましたね

ひかげつきみ
もう頭でっかちにあの動画を批判するよりも、まずあの動画のシリーズを一回みてほしい

LAKU
ですね
界隈が速い分、焦燥感に駆られてる人はたくさんいましたから

秋狐
チャット側をみてると中身が入れ替わるんじゃないかって思ってる誤解がめちゃくちゃ多くて、どう考えてもそうはならんやろ!って自分で思ったんですけど、多分その誤解があまりにも多すぎたせいで話が拡大してしまったっていうのはありますね
かなり攻撃的な批判をしてる人たちはそういう風に見てて。

ひかげつきみ
そういう炎上した時期があるだけでVtuber界隈バーチャルユーチューバー界隈が怖い界隈だなって思われちゃうっていうのがあるなって

かなた
なんでこんなに荒れやすいんですかね←new!!(次回に)

コメント(Kasumi)
正直既存のイメージとかは認識を超えてくることに対して敏感になりすぎている気がする

LAKU
もっと長い目で見てもいいはず、、

ひかげつきみ
長い目で見たいなって思いつつ長い目で見れないのが怖いところw
長い目で見てたら終わっちゃったってありますからね

秋狐
つい昨日、、
長い目で見てたんだけどなぁ
そういうことじゃなかった、、、

かなた
長い目で見て悪化したケースが最近何個かあるから、落ち着けることがもはや、、、

LAKU
じゃあ次つきみさんのテーマ行きますか


次のテーマ → part2:Vtuberとは何者か


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