『ポエティカル行路』 2023.12.19〜12.20
2023.12.19〜12.20(隅田川沿い歩行の記録)
1.
隅田川まで歩く。
川辺に辿り着いた頃には陽も暮れていたが、ここからが目的の川べり歩き。
尾竹橋から海の方へ。
隅田川の静寂が身に心地良く、魂のトリートメントとなる。
ここに来てやっと呼吸が戻る。
深く呼吸をする。
川沿いを常に歩けるわけではないので時折迂回して、つきつ離れつ進んでいく。
夜の隅田川を眺めながらふと、天国は都市で街の中心には川が流れていることを思い出す。
黙示録の中に出てくるイメージだ。
白髭橋に辿り着くと三ノ輪あたりまで歩いて都電で大塚へ帰る。
2.
昨日の続き。
Videoを巻き戻すみたいに大塚駅までの道を歩く。
都電に揺られつつ昨夜から読んでいるケルアックの『パリの悟り』の頁をめくる。
都電の中は老人だらけで座って本が読める雰囲気ではない。
早く歩き出したい。
三ノ輪橋から白髭橋まで陽にあたりつつ歩く。
今朝から頭痛が続いているが、外は気持ち良い。
いくつもの橋をくぐり、川辺を歩く。
新大橋の下をくらげが流れていく。
ランチを食べるタイミングを逃して、海まで辿り着いてしまいそう。
清洲橋の下でケルアックを読む。
お腹が空いたので近くのまいばすけっとでおにぎりを買う。
川辺でランチタイム。
築地大橋の上はすこーんと空間が抜けていて、ゆっくり隅田川の河口を味わいつつ歩く。橋の上からスカイツリーと東京タワー両方を目にすることが出来る。
東京は楽しい。