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もがきの日々にBTSが当ててくれた光 -UNスピーチ-

9/20に行われたBTSの国連でのスピーチ。
好きなアーティストの演説を見守るというのは初めてで(まぁそんなことめったにないよね)...ドキドキした。


ナムジュンだけ英語でかと思いきや7人で韓国語で喋っていたのが、皆で担っていてとても良かった。スピーチの肝はlost generationをwelcome generationと転換した部分だったと思います(UNのツイートに合わせ、拙訳)。

私は、10代、20代の現代の若者たちが、COVIDによるロストジェネレーションと言われていることを耳にしました。たくさんの機会が一番必要な時に行き場をなくした世代だと。しかし私は、行き場をなくしたとは言い難いと思います。

これらの写真では、新しいことを学ぼうとする子どもたちの様子が見てとれます。若者たちは行き場をなくしているのではなく、新しく勇気を出し、新たな挑戦をしているのです。

ロストジェネレーションと呼ぶ代わりに、もっと適切な名前は「ウェルカム」ジェネレーションでしょう。変化を恐れるのではなく、この世代は変化を「ようこそ」と言って歓迎し、前に進み続けています。

可能性と希望を信じれば、予期しないことが起きたとしても、行き場を失うのではなく、新しい道を見つけることができるでしょう。

世界は止まったに思えましたが、進み続けています。私たちのする選択はいずれも、変化の始まりであり、終わりではないと私は思います。この...新しい世界で、お互いに言えることを願っています。「ようこそ」と。


Speak Yourselfの国連スピーチよりも自分事として、この2年間に寄り添ってもらったような内容に自然とじんときた。今までできていたことが難しくても、なんとか新しい楽しみを見つけたり、あえて変化を促したり、穏やかになった日常を受け入れたりしながら、腐らず過ごしてきた日々。「ウェルカム・ジェネレーション」と聞いた時、そうやってもがきながら進み続けたことに、光を当ててもらったような気持ちでした。

最初にSDGsに関する会だと聞いて、一貫しているなぁ...と思ったのはSDGsのテーマの中にRacismがあったから。彼らがBlack Lives matter、アジア人ヘイトでメッセージを発信していたのは記憶に新しい。決して突拍子もないテーマではなく、彼らが自ら行っていた活動と繋がることは、あの壇上で話すことに説得力を持たせる。今までもたくさんの偏見と戦い、今回のような場合はおそらくシンガーという偏見(ユンギによれば国連という舞台で何をするんだ?という)と戦い...そうして大勢の前で焦点を当ててくれたのが、「ロスト」と簡単に語られてしまう若者たちの、変化に対応しながらなんとか前向きに歩んでいる実際の姿だったこと。世界中の若者の声を集め、そこにあった希望を掬い取って形にしていたこと。小さきものの傍にいて代弁者であろうとする彼らがかっこよかった。

そしてなんといってもPermission to Danceのパフォーマンス。
実は中継で見ている時はスピーチより何よりも、ここの高揚感や説得力が凄かった!😭

BTS - "Permission to Dance" performed at the United Nations General Assembly | https://youtu.be/9SmQOZWNyWE 

会議場から外に向かうにつれて楽しさが溢れてきて、晴れの日の青空を背に踊る彼らは爽やかで明るくて、この時代の中で試行錯誤しながらもポジティブに生きようとする姿の代表だと思った。心打たれました。
素晴らしいメッセージを、パフォーマンスをありがとう!

Hyundaiによる夜verも素晴らしくかっこよかった...🙏







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